息子に顔を蹴られながら寝る毎日のからくり屋永匠堂です、こんにちは。
なぜうちの子は布団の向きに対して真横になるんでしょう…。
さて先日、白山台山車組の山車小屋におじゃましてきました。
まあ本当に邪魔しに行っただけなんですが(笑)
そこにいたのは白山台のいつもの方々。いつもの通りワイワイ山車作りに精を出していました。
白山台山車組の今年の題材は?
いつもの方々がいつもの通り
灯りの漏れる山車小屋の裏口からこっそ~り入って行くからくり屋永匠堂。
しかし呆気無く捕獲されました(笑)
そしていつもの方々が作業しているスペースに案内してもらいます。
まずは記念撮影、パシャッと。
!?
なんだとおっ!?
撮ったつもりが撮られてる!
相打ちか…こやつやりおる…!
今年の白山台山車組の山車絵はこれだ!
とかなんとかやりながら周りをキョロキョロするからくり屋永匠堂。
もう直球で聞きます。
「ズバリ今年の山車絵はどこですか?」
すると「そこの引き出しにあるよー。」と呆気無く見せてもらいました。
それがこちら!
ババーン!
おおお…かっこええ!
今年はこうきましたか!
昨年も戦国大名を取り上げた題材でしたが今年は豪華に有名ドコロ3人の英雄が並んでいます。
題名は未定だそうですが色々想像が膨らみますね!
2015年の白山台山車組の山車絵
昨年2015年の白山台山車組の題名は
「毛利元就 厳島神社 戦勝祈願」
でした。
山車絵がこちらです。
そして完成形がこちら。
すごい再現度!
こんなに山車絵の通りに山車を作れることってそうそうないんじゃないでしょうか。
うーんすごい。
昨年の山車絵と比べて、今年の山車絵をぱっと見て一番最初に気付くのが山車全体のシルエットが違うことですね。
これは絵を書く上での都合だったのか、はたまた今年は左右の回転舞台をもっと高くあげるつもりなのか?
昨年の再現度を考えると絵の都合ではないような気がしますがはたして!?
主役は上杉謙信 その配置の意図は?
実は結構前から今年の題材について聞いていたからくり屋永匠堂ですが、なんとなく勝手に主役は武田か北条だと思っていました。
それが山車絵を見てみるとまさかの上杉主役!
そうきたかー!と思いながら山車絵を眺めているとあることに気付きました。
この配置…
地図上の勢力図と同じ!!
北に越後の龍・上杉謙信。
南西に甲斐の虎・武田信玄。
南東に相模の獅子・北条氏康。
ってわけですね。
なるほどー。
こうやって勢力図と同じ並びになっていると、山車を見る人も地図の上で睨み合っている三勢力の構図がイメージできてわかりやすいですね!
そして青い背景の左右回転舞台に黄色の虎と獅子を配置、上段は赤モミジに緑の竜でそれぞれ色の寒暖をはっきりさせる狙いもあるんでしょうか。
龍・虎・獅子がそれぞれくっきり浮き出て見える色使いですね!
製作責任者・加藤さんからビックリ発言
なーんてことを今になって色々考えてみたりしてるわけですが、この山車絵を見せてもらった数分後には製作責任者の加藤さんからビックリ発言が!
「その絵の構図ほとんど全部変わるからね。」
「な、なんだってー!!」
上の考察はまるっと全て無駄です!
そして白山台の方々も「俺らもどうなるか知らないから。」と笑ってました。
どうやら完成形の構図は加藤さんの頭の中にしかないらしいです。
結局はお楽しみに!ってことですね。
2016年 白山台山車組の躍進は続く
なんだかんだで全貌は霧に包まれたままの白山台山車組の山車。
どんな構図になるか、主役は結局誰なのか非常に気になるところです。
昨年は白山台小学校創立20週年を記念して、全校児童が将来の夢を書いた短冊を貼りあわせ「白山台」の文字にするという八戸三社大祭において前代未聞の見返しにチャレンジした白山台山車組。
地域との一体感は他の山車組と比べ群を抜いていて、地域企業の協力により祭り期間中は参加者のバス送迎なども実現しました。
そんな新たな挑戦をしたにもかかわらず、山車作りの手腕はしっかりと評価されていて昨年の審査結果では十分に入賞を狙えるポジションにいます。
2016年の白山台山車組が一体どこまで躍進するのか。
そして構図は結局どうなんのよ!?
目が離せませんね!
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