岩手県最北端に位置し、八戸市に隣接する軽米町。
その軽米町で町を上げて開催されるのが軽米秋まつりです。
2016年の軽米秋まつり、ポスターや日程などをご紹介します。
2016 軽米秋まつり
2016 軽米秋まつり ポスター
今年の軽米秋まつりのポスターはこちら!
大きく写っているのは2015年の荒町光栄団の山車「女自来也」ですね。
今年も各団で工夫をこらした山車がお目見えするはず、とても楽しみです!
2016軽米秋まつり
日程や交通規制など
2016軽米秋まつりの日程は次の通り。
9月17日(土)
13:00~14:00 軽米八幡宮例大祭 軽米八幡宮
15:00~19:00 神輿渡御(お通り) 軽米八幡宮~御仮屋 郷土芸能行列 山車運行
9月18日(日)
7:30~12:30 消防演習 軽米中学校グラウンド 雪谷川河川敷
17:30~20:00 軽米流し踊り(軽米小学校マーチングバンド、軽米音頭) 連台野~下新町
9月19日(月・祝)
15:30~19:00 神輿還御(お還り) 御仮屋~軽米八幡宮 郷土芸能行列 山車運行
また日程や交通規制はこちらで紹介されています。
今年の山車まつりの見納め?
2016年の今年、台風10号の甚大な被害により久慈秋まつりは中止の決定を余儀なくされました。
これにより今年の青森県南~岩手県北の山車祭りは、この軽米秋まつりが見納めとなるかもしれません。
今年もうひと祭り、軽米秋まつりで味わいませんか?
日程表にはない「隠れイベント」も
実は軽米秋まつりには、公にされていない「隠れイベント」があるんです!
それが最終日のお還りの日、山車を神社に奉納し終わってから開催される
山車を向かい合わせてのお囃子合戦!
開催時間は行列全体の運行状況によって毎年異なりますが、18時過ぎくらいから交通規制が解除されるギリギリの19時近くまで。
大町協栄団の山車小屋がある通り、軽米郵便局の前付近において大町協栄団・本町新栄団・上新町団の3台の山車が向かい合い、お囃子合戦が繰り広げられます。
夜の運行がない軽米秋まつりにおいて、ライトアップされた山車を見る貴重な場面です。
この隠れイベントもぜひオススメです!
「組」ではなく「団」
軽米の山車組は「組」ではなく「団」を名乗ります。
過去出場していた中には「仲町義組」と「組」で終わる山車組もあったようですが、現在では出場する6つの山車組全てが「団」となっています。
岩手県の祭りや山車について非常に事細かくまとめられている(からくり屋永匠堂の尊敬する)「すてきなおまつり」の管理人山屋氏によると
※組の名が「団」で終わるのは、現状では旧大野村と軽米町のみ
とのこと。
これも軽米秋まつりの特色ですね!
東西南北の山車文化が交わる地
軽米町は岩手県にありながらも青森県八戸市の隣に位置することから、山車の造りは多方面から影響を受けてきた様子が感じ取られます。
過去には八戸三社大祭の山車や八戸湊祭りの山車、一戸の山車、二戸の山車など様々な祭りから山車をまるごと借り上げ運行していました。
その結果普段であれば見ることができない光景、一戸からは大八車の南部風流山車、八戸からは仕掛けの付いた三社大祭の山車が軽米の地に集合し、共に町中を練り歩くという物凄い行列が出来上がった年もあるようです。
およそ十数年前には岩手県内の山車運搬規制が厳しくなり、山車のまるごと借り上げがほぼ不可能となりました。
そこで各団が台車を用意し、それまで付き合いのあった他市町村の山車組と共同制作という形をとるようになってからもその流れは続いていて、一戸風の山車、八戸風の山車、二戸風の山車、三戸風の山車など多様な山車を見ることができます。
2016年現在では、6つの団のうち4つが八戸の山車組による制作協力、1つが一戸の山車組による制作協力、1つが三戸の山車組による制作協力となっています。
ちなみにからくり屋永匠堂が参加している十六日町山車組、もちろん今年も本町新栄団さんと協力して自信作の山車を作り上げましたよ!
軽米秋まつり、間もなく!
毎年見ていて、軽米秋まつりは町の人々が山車と祭りを本当に好きなことが伝わってくるお祭りです。
そして多様な山車の集結、制作協力している山車組による題材の組み換え、各団とその協力山車組により工夫された毎年の変化など、山車好きにとって見どころ盛りだくさんな祭り。
今年の山車祭り見納めとなるかもしれない軽米秋まつり、間もなく開催です!
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