息子の誕生日に買ってあげた天体望遠鏡で月を見ようとしても、まだ一度もピントをあわせることが出来ないからくり屋永匠堂です、こんばんは。
なんかボーッと明るいものは見えてるんですけどそれ止まり。
ピント調整を端から端まで何往復もしたんですがピントが合いません。
なんで見えないんだぁぁぁぁああああ!
誰か使い方教えて(泣)
さてさて。
2016年の八戸三社大祭、十六日町山車組の山車作りは佳境へと。
主役の顔と衣装が完成して山車への取り付けも完了しましたよ!
2016年 十六日町山車組
主役は「孟獲」
孟獲だけどかっこよく!
今年の十六日町山車組の題材は三国志、蜀の南蛮征伐を元にしたものですが、蜀や諸葛亮側の目線ではなく孟獲側の目線で構図を考えています。
大抵やられ役だったり蛮族の王として裸だったりあまり良い扱いは受けていない孟獲ですが、十六日町山車組では孟獲側の目線から、故郷を護るため決死の覚悟で戦った英雄として山車の上に描いてみようということになりました。
ということで荒々しく力強い世間一般のイメージは残しつつも、一勢力のリーダーとして歴史に名を刻んだ武将としてかっこよく仕上げることを目標に、多くのスタッフの手間暇をかけて主役人形の孟獲が完成しました。
人形の顔 化粧の完成
人形の化粧は7月10日くらいに完成していました。
そしてヒゲを付ける作業に。
この状態ではまだ髪の毛も付いていないしヒゲもボーボーなのでどういう姿になるのか想像するのが難しい段階です。
人形の顔製作、化粧、髪付けは十六日町山車組の人形師・松橋さん。
製作責任者も兼ねているので全ての部門を統括しながらの顔製作です。
孟獲の衣装
中国鎧の製作
孟獲が装着する鎧。
主役ですからもちろん豪華でかっこ良く作らないとなりません。
今回鎧製作のリーダーになったのはサオリさん。
そしてパーツごとの製作には女性を中心に多くのスタッフが関わりました。
きっちり手を抜かずに全てにおいてこだわり尽くし、みんなで協力して十六日町山車組が初めて作る中国鎧を完成させました。
鎧の中の衣装も豪華に
ついでにヒゲも整えて
兜の一部も装着
鎧の中に着る衣装も豪華に仕上げました。
こちらは担当タマさん。
がんばって仕立てましたよ!
そしてこのタイミングでヒゲも整えました。
ジャッキーン!
当時の中国の中心、漢とは若干異なる文化地域の王ということで少し変わったヒゲにしてみました。
勇猛さが表現出来てるかな?
さあ取付完了!
その姿は
こうして今年も多くのスタッフが関わり多くの時間をかけて作り上げた十六日町山車組の主役人形。
その姿がこちらです!
ドドーン!
十六日町山車組の孟獲。
やっぱりみんなで協力して作った人形ですから自信作です!
顔、胴体、衣装、鎧、兜など直接な部分はもちろんですが、取り付けには鍛冶屋や大工などが担当し本当に多くのスタッフによって出来上がった主役人形。
そして山車の全ての部分は主役を引き立たせるためでもあるとも言えますので、今年の十六日町山車組の山車製作に関わったメンバー全員がこの主役を作り上げたと言えます。
これが山車の最上段まであがり、こだわりぬいた手間ひまが少しでも伝わってくれれば嬉しい限りです。
主役人形もじっくりと見て欲しい!
現在定番化している八戸三社大祭の山車では主役の人形は最も遠い位置に配置されてしまうことが多いですが、十六日町山車組だけでなくどちらの山車組も一生懸命作った山車の中心、それが主役人形です。
ですのでご覧になる方、カメラで撮影される方にお願いです。
山車の全体像だけでなく主役の表情や衣装などもじっくり見て、アップで撮影して頂ければと思います。
どうぞよろしくお願いします。
だったらいつでも主役が見えるようにしろよってご意見も重々承知しておりますが、今や八戸三社大祭の山車は仕掛けで展開することが特徴として全国的に有名になっていますので、後戻りができない状況だと思います。
ここは現状どうにもしがたいところです。
ごめんなさい!
どうにか前夜祭または後夜祭でご覧になるか、お通り・中日・お還りの運行では仕掛けが全開になる場所でご覧頂ければと思います。
できれば有料観覧席、それが無理であれば有料観覧席の近くに場所取りをすると山車の全開状態を見られると思います。
観覧席についてはこちらの記事をどうぞ。
お披露目はもうすぐ
7月31日 八戸三社大祭・前夜祭にて!
さあお披露目はもうすぐ。
八戸三社大祭の前夜祭、夕方6時スタートの瞬間に山車の仕掛けを展開、主役をあげる瞬間がとっても楽しみです!
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