2016年の八戸三社大祭まであと3ヶ月となりました。
八戸観光コンベンション協会では今年も有料観覧席の予約を受け付けています。
自分だけに用意された特別席で八戸三社大祭を堪能できる、通称”桟敷席”とも呼ばれる有料観覧席のご案内です。
八戸三社大祭 有料観覧席の予約はこちらから
2016年の八戸三社大祭、有料観覧席の予約お申し込み詳細は下記リンクから。
【予約・問い合わせ先】
八戸観光コンベンション協会(土日祝休み)
八戸市内丸1-1-2
0178-41-1661【観覧席代金】
お一人様一席2,200円
※パイプイスのお席です。屋根はついておりません。
※全席指定。席番の決定は主催者が行います。
※車いすのお客様は予約時にお申し出ください。今年の観覧席の予約開始日は平成28年4月13日(水)9:00~となります。
電話か八戸観光コンベンション協会窓口へ直接おいでになりましてご予約ください。
(FAX・メールでの予約受付はいたしません)
なお、お支払手続きなどの詳細は、ご予約いただいた際にご案内いたします。
予約方法は電話または八戸観光コンベンション協会の窓口で直接お申し込みとなります。
団体でのお申し込みが多いそうなので、個人でお申し込みの方はお早めのご予約をおすすめします。
八戸三社大祭を有料観覧席で観る5つのメリット
八戸三社大祭の動員数
八戸三社大祭は「日本一の山車祭り」とも言われ、2016年にはユネスコ文化遺産へ登録されることも見込まれています。
祭りへの動員数は110万人を超え、日本各地で開かれる祭りの中でも20位以内に入る大規模な祭りです。
ちなみに「青森4大祭り」と言われる「青森ねぶた祭」「弘前ねぷたまつり」「五所川原立佞武多」「八戸三社大祭」の4つの祭りは全て動員数ランキング20位以内に入っています。青森の祭りすごい!
「いい場所」が決まっている
2016年の八戸三社大祭も27台もの山車が参加する予定です。
この台数も八戸三社大祭の大きな特徴の一つですが、山車一台一台もとても豪華。
さらにその大型の山車が仕掛けを展開すると姿を変え、幅も高さも2倍以上になるのが見どころです。
電線や交通標識をかいくぐるためこのような仕掛けが発達したのですが、逆に言うと電線がたくさんある場所では仕掛けの展開が行われません。仕掛けが展開されていく様子や、仕掛けが全開になり「山車の本当の姿」になった状態を見ることが出来ないのです。
つまり八戸三社大祭には「観るためのいい場所」があり、その場所は決まっているのです。
場所取りは地元民、特に中心街住民が断然有利
そんな八戸三社大祭ですから、当然祭りの開始時刻前には沿道での「場所取り」が行われます。
特に「いい場所」は大人気ですぐに埋まってしまいます。
しかしこの場所取り、「○月○日の○時から場所取り解禁です!」みたいなルールは特に決まっていませんし、地面にテープやシートを貼り付けて場所を確保する方法を取る方がほとんどで、無人状態です。基本的にテープを剥がして場所取りの書き換えをしちゃうような悪党もいません。
この辺は平和で上品な八戸市民の人柄がよく現れています。
つまり「なんとなく○日前の○時くらいから場所取りしてもいいんじゃないかな?」という暗黙のルールに則って場所取りが行われているのです。
この曖昧な空気を読むのは他県からの観光客はもちろん、八戸市民でも中心街の住民以外は難しいところがあります。
また中心街には「慣例的なお約束」もあり、古くから中心街に店を構える老舗などは店舗前スペースに椅子を並べ、常連客に特別席として提供していたりします。この予定地に場所取りをしようとすると、「申し訳ありませんがそこは…」とお断りされることもあります。
このお約束も中心街住民でないと知る由もないことですよね。
自然と生まれる沿道のひな壇
これはとてもいいことだと思いますが、沿道でご覧になる方々は自然とひな壇状になっている場合が多いです。
レジャーシートなどを敷いて最前列の方は地べたに、2番目の列の方は椅子に、最後列の方は立ち見、という具合になるべく多くの方が見られるように整列されています。
特に大人気の「いい場所」ではその傾向が強く、他の方に迷惑が掛からないように「譲り合いの心」が生まれているんですね。
しかし逆に、「最前列を取ったら地べた」という暗黙の了解も同時に生まれているのです。
またどの列だとしても前の方が邪魔で見えにくかったり、逆に後ろの方の邪魔になっていないか気にする必要も出てきます。
有料観覧席はメリットだらけ
これらのことを考えると、有料観覧席はメリットだらけなことがわかります。
- 仕掛け展開状態の「山車の本当の姿」を見ることができる「いい場所」に設置されている。
- 電話で予約可能なので遠方でも「場所取り」が可能
- 事前に一度現地へ行く必要がない。
- どこにも明記されていない「地元ルール」を気にする必要がない。
- ゆったり椅子に座って観ることができる。
八戸三社大祭を観るのに有料観覧席は断然有利なのです。
八戸三社大祭 有料観覧席
日程とそれぞれの場所の特徴
「じゃあどの日にどの場所予約すればいいの?」という方のために、それぞれの場所の特徴をまとめてみました。
まずは下記リンクで運行経路などをチェックしてから有料観覧席の場所をご確認ください。
それでは各場所の解説です。基本的に山車を見る上での特徴を挙げています。
※ここで使う「山車右側」とは山車が前進する方向に対しての右側です。右ハンドルの車で言うと運転席側。
8月1日(お通り) 八戸ポータルミュージアムはっち前
→googleストリートビュー:八戸ポータルミュージアムはっち前
こちらの場所は山車の右側から観る場所となります。
お通りは審査の日でもある上に、初めての曲がり角を曲がり初めて移動しながらの仕掛け揚げの場所となりますので非常に緊張する場所です。
ご覧になる方はそんな緊張感溢れる若衆の面持ちや連携などもお楽しみ頂けるかと思います。
8月1日(お通り)三春屋前
こちらも山車の右側から観る場所で、確実に仕掛けが揚がっていく様子と山車の全開状態を観ることが出来る場所です。
ここは毎年テレビカメラが待ち構えている場所でもありますので、仕掛けを広げてアピールするのはもちろんですが大太鼓やお囃子にも一層力が入る場所です。
8月1日(お通り)花亀・CINO前
こちらは上記三春屋前の道路挟んで斜め向かい側となりますので、山車の左側からの観覧となります。
こちらも三春屋前と同様、遠くから山車が仕掛けを上げたり下げたりしながら近寄ってくるのを観ることができ、またテレビカメラの近くですのでお囃子も一層盛り上がる場所です。
また三春屋前より運行経路的に少し後で、この場所のすぐ後に電線があるため山車の仕掛けが畳まれていく様子を真横から見ることができます。
8月1日(お通り)廿三日町
この場所は吉田産業本店のあるYSビル側、山車の運行としては右側からの観覧となります。
この場所は2015年ですと審査員席の真ん前ですから、全ての山車が一度ここに停止して仕掛けを展開する様子を観ることができる最高の場所です。
(2016年の審査会場がどこになるかは未定です。)
またこの場所は山車の誘導係の見せ場でもあります。廿三日町交差点を通過後YSビルまでの間に2つの道路標識がありますが、仕掛けを揚げたまま山車を道路左側いっぱいまで寄せて標識をかわして通過していく山車もあります。また左右別々の動きをする仕掛けをつけている山車もあり、右側だけを畳んで通過するなど仕掛けの工夫を見ることもできます。
誘導係、操作係、そして引き子たちの息のあった連携も見どころの1つです。
8月2日(中日)ほまれ商事駐車場前
日が変わって中日、合同夜間運行の日はお通りと逆回りのようなコースですが、こちらは八日町の青い森信用金庫本店営業部の隣にある駐車場で、山車の左側を観る形となります。
夕暮れの中きらびやかに明かりを灯した山車が最初の角を曲がり、誇らしげに仕掛けを広げる姿を見ることが出来る場所です。
8月2日(中日)秋田銀行八戸支店前
こちらは上記ほまれ商事駐車場前に対して道路を挟んでほぼ向かいで、山車を右側から観る形になります。
上記ほまれ商事駐車場前と同様に仕掛け全開状態を見ることが出来ます。
照明や電飾によって昼間とは違った姿の山車を楽しむことができ、また去っていくお囃子と山車の後ろ姿から、お祭りの余韻を存分に楽しめる場所でもあります。
8月2日(中日)みちのく銀行八戸支店前
上記の秋田銀行八戸支店前のすぐ隣で、運行経路としては少し手前、同じく山車の右側からの観覧となります。
最初の角を曲がり仕掛けを上げながら近づいてくる様子を観ることが出来ます。
中日についてはお神輿の巡業はありませんので、厳かに執り行う神事ではなく皆で楽しむカーニバルのように考えている山車組もあって、お通りやお還りとは違うパフォーマンスや衣装を見せてくれるのも見どころの1つです。
8月2日(中日)八戸ポータルミュージアムはっち前
→googleストリートビュー:八戸ポータルミュージアムはっち前
こちらは中日の運行経路のほぼ終わりに位置していて、山車の右側から観る形となります。
まず運行経路の最初の角を曲がり国道45号の方向へ去っていく山車の一行を見送ることができます。また経路を一周まわって戻って来た際にはすっかり暗くなっている時間となりますので、夜空をバックに仕掛けを全開にして、煌々と照らされた幻想的な姿の山車が迫ってくるのを観ることができる最高に美味しい場所です。
さらにこの場所のすぐ後が中日の運行経路の終了地点となっていますので、各方面へ別れて去っていく山車の姿とお囃子の余韻を楽しめる場所でもあります。
トイレも屋台も揃っているからくり屋永匠堂イチオシの場所です!
8月3日(お還り)ほまれ商事駐車場前
お還りは出発地点も含めて運行経路ががらっと変わります。お還りの日の有料観覧席3箇所は中日と同じ場所ですが、山車の運行方向が逆ですのでこちらは山車の右側からの観覧となります。
この場所のすぐ後がお還りの経路の終了地点となっています。このまま廿三日町交差点まで直進する山車も多く、さらにまっすぐ進んで山車小屋に戻る山車もありますが、例年の正式ルールとしてはこの場所のあとは仕掛けを揚げてはけないことになっています。
でも観客の声援に応えて仕掛けを上げている山車もあります。まあ気持ちは凄く、凄くわかります。それにお祭りですもんね!
ですので、ルールに則るとここが仕掛けを揚げた姿を観ることができる最終地点となります。
8月3日(お還り)秋田銀行八戸支店前
こちらは上記ほまれ商事駐車場前の向かいで山車の左側から観る場所となります。
山車一行の最後尾のあたりがこの場所まで来ると少し薄暗くなってくる時間ですので、中日の夜間運行や前夜祭、後夜祭を見れない方も照明に照らされた山車を味わうことができます。
8月3日(お還り)みちのく銀行八戸支店前
こちらは上記秋田銀行八戸支店前の隣ですので同様に山車の左側の場所です。
近年の三社大祭の山車はボンベからドライアイスの白い霧を噴射する仕掛けをつけている山車も多く、お還りの終了地点間際のこの場所では「どうせ最後だ思いっきりぶっ放せー!」と景気良く噴射する山車も多いと思います。
伝統をまもりながらも進化を続ける祭り
八戸三社大祭をどうぞご覧ください
上記の解説は全て「山車を見ること」を中心にしています。
御神輿に手を合わせたり、神楽や虎舞をご覧になるのは有料観覧席でなくとも観ることが出来ますし、祭りの雰囲気は八戸三社大祭開催期間中、八戸市内のどこでも味わうことが出来ます。
とはいえ神楽や虎舞の演舞も有料観覧席の前では確実に、そしてじっくり見ることが出来ますし、やはり八戸三社大祭を観るなら絢爛豪華、勇壮美麗な山車を見なければもったいない!
295年の歴史の上にある伝統を守り、しかし進化し続ける祭り、八戸三社大祭をどうぞ有料観覧席からご覧ください。
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