2016一戸まつりの写真をもらいました 本格的な南部風流山車の最北端 台風に負けず!時代の流れに負けず!

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さてさて今回は!

一戸まつりの山車の写真数枚をもらったのでご紹介したいと思います。

 

写真については思いっきり他人の褌で相撲を取るスタイルなわけですが、これを機に一戸まつりの魅力や、祭り存続の危機を乗り越えた歴史なんかも紹介したいと思います!

 

2016 一戸まつり

本格的な南部風流山車の最北端
岩手県一戸町の夏祭り

一戸まつりは岩手県一戸町で毎年8月最終金土日の三日間に開催されるお祭りです。

8月の最後に行って「秋をかもす」意味があるそうです。

その歴史は古く250年ほどになるそうで、もとは八坂神社稲荷神社例大祭として執り行われていた祭りが一戸まつりへと名称を変更したものです。

そして盛岡を中心に岩手県各地に見られる「南部風流山車」として、法則を守りつつ本格的に自作している山車としては最北端

全国にある人形山車といえば毎年決まった往年の名作人形を乗せる物が多い中、南部風流山車は毎年題材を変え、定番の題材でも過去の作品と違った人形の顔やポーズが見られるのが素晴らしいところですよね!

 

時代の流れで冷遇された時期も
廃絶の危機を乗り越えた祭り

一戸という町は国道4号線沿いにあり、岩手県から青森県への交通ルートとして重要な通過点に位置しています。

これが要因の一つとして、昭和50年前後祭りに対して冷遇の時代が始まります。

当時小学生だったという一戸町出身のtagucchanさんのホームページでその経緯が綴られています。

実は私、このお祭りの山車にはちょっとほろ苦い想い出がある。私が幼かった頃(25~30年位前)は、確か「八坂神社・稲荷神社例大祭」という名称で毎年8月28~30日に行われ、山車は現在と同じように5台が町内を練り歩いていた。私の実家の地域からもやはりそれは出ており、「小学校の高学年になったらお兄さん(上級生)たちのように格好よく太鼓をたたくんだ!」というのが夢であった。もちろん太鼓の数には限りがあり「ライバルは酒屋さんの○○くん、理容店の○○くん・・・」などと子供心にも意識しあっていたものだった。
ところが昭和49年、当時は車両の増加が著しい時代であり、バイパスのなかった一戸では山車が交通渋滞を引き起こす原因になるという理由により、それまで山車が練り歩いていた国道4号線(現在の県道)は使用が許可されず、辛うじて1台だけが裏通りを歩くという大幅な規模縮小が行われたのだ。それにより私の属していた組は運行が中止となり、私の夢ははかなく散ってしまったのである。私たちは「理解できつつも理解したくない」という複雑な気持ちであった。夢を取り上げられてしまったその怒りをぶつけるところもなく、そして自分たちに何ができるわけでもなく、それまでの希望に満ちた楽しいおまつりは、ただただ悲しいだけのものとなってしまったのである。我が組の運行中止はそれから昭和56年まで続いた。昭和57年秋の一戸バイパス開通により翌年から5台の山車が練り歩くという状況が戻った時には、私は既に高校を卒業しようとする年齢になっていたのである。

tagucchan’s page>山車の想い出 より

うおぉ…せつねえ!

っていうかやるせねえっていうか…!

子供から祭りを奪うってのは本当に、本当にやっちゃいけないことだと思うんですが、それでもその時代は祭りを廃絶の危機に追いやってでも車輌の交通が優先されちゃう世の中だったんですね。

バチあたるぞっ!! ←小声

○一戸の山車の運行規制に関する歴史

昭和43年、自動車の交通量が多くて危険なために、大きさが著しく規制。大八車の山車は作れなくなり、小型トラックやリヤカーを利用して、ようやく許可されて、橋中組と野田組の2台だけが引かれた。その後、各組とも山車を小型化して継続していたが、昭和49年国道の運行は許可されなくなり、一戸祭りの山車は絶滅の危機となった。橋中組の1台だけは善意の人々の協力により町、県道を練り歩き、ふるさとの伝統は守り通されそこから徐々に復活した。

(参考文献:広報いちのへ)

tagucchan’s page>山車の想い出 より

このような経緯を経て現在のように5台の山車が運行できるようになるまで、たくさんの子供たちのがっかり地域を愛する人の情熱政治的な努力があったと思います。

復活まで頑張った方々に心から拍手!

そしてこういう経緯があったため現在でもトラックなど車輌シャーシベースの台車が使われている組がある、というところに歴史の名残を感じます。

2016年 台風10号直撃
初日の運行中止

今年は「岩手県が経験したことのない雨量」と言われた台風10号が直撃。

8月26日~8月28日の3日間で予定されていた一戸まつりは初日26日に台風到来、運行は中止となりました。

 

しかし!

2日目・3日目で初日の行程分も合わせて歩くという方針で残りの2日間は一戸の街並みを思いっきり祭り色に染めたようです!

これはなかなか思い切った策をとりましたね。

台風に1日持ってかれたにも関わらず、見事にそれを取り返してみせたことで勝負は引き分けに持ち込みつつ祭り参加者の盛り上がりは例年以上になったのではないでしょうか。

 

2016 一戸まつり
5台の山車

それでは今年の一戸まつり、5台の山車の写真(モライモノ)がこちらです!

本組

風流 義経八艘飛

S_4850492710808

見返し 安徳帝

S_4850492952008

 

上町組

風流 巴御前

S_4850493325521

見返し 木曽義仲

S_4850493600082

 

橋中組

風流 織田信長安土大饗応

S_4850493986818

見返し 森欄丸

S_4850494679957

 

野田組

風流 四ツ車大八

S_4850495667699

見返し 小瀧御前

S_4850497603676

 

西法寺組

風流 義経千本桜

S_4850498522739

見返し 静御前

S_4850499383891

 

いやほんと、どの山車も見事!

南部風流山車特有の「見せたい一場面を表現し切る」山車、どれも本当にかっこいいですね!

 

南部風流山車も
やっぱりかっこいい!

一戸まつりは前述の経緯などもあって、「祭りの心」をとても大事にしているような印象があります。

これからもその心を大切にしていって欲しいと思います。

 

からくり、仕掛けが付いている山車はもちろん大好きですが

南部風流山車もやっぱりかっこいい!

 

一戸まつり、来年は直接見に行きたいと思います!

 

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