さてさて、軽米での作業4日目と5日目。
なぜ一緒かというと4日目について書く前に
5日目の作業が終わっちゃったから!
まずは4日目の前日。
からくり屋永匠堂とマツハシさんで
十六日町山車組の山車小屋で作業です。
ちなみにまだ十六日町山車組の山車は
六戸へ貸出中ですので山車小屋にありません。
山車小屋に残っているのは
軽米の本町新栄団さんの山車向けに残してある人形数体と
山車からの落下事件により大きく損傷してしまった人形ですが
こちらは無事に顔も修復。
十六日町山車組の人形師マツハシさんによる眉入れ。
そしてからくり屋永匠堂は
軽米での作業工程的に運んでおきたい人形2体を積み込み。
お出かけできて非常に嬉しそうです。
そして9月7日土曜日、軽米での作業4日目に突入!
といってもこの日は午後のみの作業予定なので
13時集合です。
天候は残念ながら降ったり止んだりの微妙な天気で
結局最後まで山車の3分の1くらいを小屋から出しての作業となりました。
この日は新規に制作した
開き回転舞台の取り付け角度の調整や石垣の塗装
事件により六戸から帰ってきた大型人形を回転開き舞台に取り付け
そして龍2体と人形1体の取り付け場所の見直しなどが
主な作業となりました。
この時点でまだ十六日町山車組の山車は六戸でお祭り真っ最中なので
本町新栄団さんの山車につけるための人形がほとんどありません。
こうして作業4日目が終了。
そして9月8日の日曜、六戸まつりが終わり、その日の夜に山車の引き上げ。
9月9日月曜の夜、十六日町山車組の山車小屋で
軽米へ運搬する人形の取り外しと運搬の準備。
このどちらもからくり屋永匠堂はさぼっt
都合が合わず参加できませんでした。
そして勝負の日、作業5日目。
天気予報は一日晴れ。
朝から山車を小屋から出して思う存分作業します。
十六日町山車組の山車から外した人形や飾りを
バランスや色彩、仕掛けの動きによる干渉などを見ながら
モリモリ盛り付けていきます。
昼の時点での進捗はこんな感じ。
主役2体の軸固定が完了して主役の位置が決定です。
主役さえ決まれば、ここから広がるように配置していく作業となります。
ちなみにこちらが新規追加した回転開き舞台。
これくらい外側に開く舞台があると
山車の広がり感、構図の自由度やストーリー再現性など
大きな効果があります!
これで本町新栄団さんの山車には
からくり屋永匠堂による仕掛けとして
主役せり上がり
主役背景起き上がり(パタンコ)
側面回転開き壁
右前方回転開き舞台
の4つとなりました。
来年以降はどうなっていくでしょう?
八戸の仕掛けの定番にとらわれず
軽米の運行で見栄えする仕掛けを作っていければな、と思います。
さて、昼食タイムを挟んで午後は一気に仕上げていきます。
それはもうかなり
濃密な作業時間でした。
正面12体、見返し2体の合計14体の人形と
正面、見返しで各1の大型の釣鐘と龍2体、
それらが乗るステージ、
乱れ飛ぶお経や山車に欠かせない花、
人形の持ち物や被り物など
取り付けラッシュです。
そして山車小屋の影に日が沈みかける頃
2013年の本町新栄団さんの山車
完成!
本町新栄団
「京鹿子娘二人道成寺」
見返し
「眉目秀麗の僧・安珍 釣鐘へと身を隠す」
今年は本町新栄団さんの結成40周年だそうです!
おめでとうございます!
今年は本当に厳しい日程だったにもかかわらず
自分たちなりにかなり出来栄えのいい山車が出来たと思います。
軽米秋まつりは今週末の9月14日~16日
山車の運行は14日と16日です。
ぜひ本町新栄団さんの
山車をご覧ください!
そして山車と
本町新栄団の皆さんに惜しみない拍手を!
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