山車の仕掛け確認してきました


からくり屋永匠堂も製作スタッフとして参加している十六日町山車組。

先日山車小屋の片付けが一段落し、今シーズンもぼちぼち始動です。

 

三社大祭終了後は他の市町村の祭りへ山車まるごと貸し出ししたり

八戸市内のイベントへ山車を展示したりと山車も大忙し。

先シーズン終了時にどこか壊れていないか

まず各部の仕掛けの状態を確認します。

 

去年作りなおした前方回転開き舞台の動きを再確認。

 

「骨も軽けりゃ動きも軽い」

をコンセプトに作りなおした前方回転開き舞台。

 

舞台の骨自体は一人でも普通に持ち上げられるくらいの軽さです。

 

ある程度人形が降ろしてあって軽くなっているとはいえ

それはもうめちゃくちゃ動きがいい

特に曲がりや歪み、ひび割れもなく1年経ってもこの動きなら

全く問題なく数年間いけそうです。

 

そして試作機能を確認。

十六日町の山車の前方回転開き舞台には

「舞台高さ調整機能」と「オートロック機能」を試作してみましたが

高さ調整の方は問題なく機能しています。

 

IMAG0631

 

 

ただしオートロック機能は改善の余地ありでしたので今年の課題でもあります。

 

 

そして去年は中段開き舞台に、さらにせり上がりを付けましたが

こちらも人形配置的に好評だったので今年は正式版を製作取り付け予定。

 

中段がせり上がりつつ、左右がさらに斜め上に上がる仕掛けです。

 

今年はその他、ワイヤーの張替えや滑車の交換、リミットスイッチ数ヶ所交換、

そしていつから替えてないかわからないリレーの交換など

保全面重視での作業予定です。

 

 

 

 

本当はもっといっぱいやりたいことが

あるんですけどね・・・。

 

時間が足りません!

 

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