十六日町山車組 2015山車製作 6月が過ぎて


目をつぶると色とりどりの配線と端子台が見えるからくり屋永匠堂です、こんばんは。

 

早くこの制御脳から開放されたい・・・。

 

 

さてさて、八戸三社大祭の山車製作シーズン中期の6月が終わりました。

各山車組でも今年の進捗について大方の検討がつき始める頃ではないでしょうか。

 

おっ! 今年は少しいつもより早いぞ!

とか

やっべ今年間に合わないかも!

とか。

 

さて、からくり屋永匠堂の参加する十六日町山車組はというと・・・。

 

進捗率55%!(からくり屋永匠堂の体感で)

例年より少し進んでます!(体感で)

 

各ジャンルの担当が相談、連携しながら順調に進んでると思います。

からくり屋永匠堂の受け持つ仕掛けについては、今年の大一番、上段の仕掛けパワーアップ大作戦が完了しました。

 

また今年のもう一つの目標、左右の回転舞台に取り付けるせり上がりの仕掛けを作りなおすことについても、からくり屋永匠堂が設計し、十六日町山車組鍛冶屋衆の新婚フクイくんが製作、見事に完成。

 

こちらは圧縮空気が動力源。

エアシリンダーの仕掛けです。

油圧やウィンチに対して早い動きが出せるのが特徴ですね。

シュコッ!っと伸びるこの仕掛け、結構沿道の観客の方々から拍手をいただくことができます。

また動きが早いので、電線にかぶっていて上段や中段は上げられないような場所でも、この仕掛けだけを上げ下げすることができるので、電線の多い場所でご覧になっている観客の皆様にもサービスすることができます。

 

 

そして鍛冶屋としての作業も順調に進行中。

 

十六日町山車組では数年前に人形の軸を木から鉄に変更し、何年かその取り付け方法の理想の形を模索してきましたが、昨年である程度の完成形が見えたような気がします。

こちらの記事でご紹介したように仮取り付けのあと本取り付けとなりますが、仮取り付けの際には山車の上、現場にてある程度の角度調節機能を持たせて取り付け位置を検討し決定。

その後本取り付けの際に微調整して完全に固定するという流れです。

この方法がある程度確立されたので、今年の人形取り付けは一段とスムーズに進行中。

 

そうして2015年の山車製作、6月が終了して山車の状態はというと・・・。

 

 

 

仮取り付けした人形が乱立!

こうして構図がある程度見えてくると、次は人形師と衣装班の出番です。

 

そしてからくり屋永匠堂の次のテーマは、特大龍の取り付け。

7月第一週はここが重点目標です。

 

さあ十六日町山車組の2015年の山車製作、今年は満足いくまで作りこめるのか、はたまた不完全燃焼で本番を迎えるのか!

 

三社大祭の本番まで残り1ヶ月。

だんだんと山車も完成形が想像できるような状態になっていきます。

どんな山車が出来上がるか、乞うご期待!

 

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