パティスリーRojiのケーキが大好きなからくり屋永匠堂です、こんにちは。
口の中に広がるあの幸福感、たまりません。
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さてさて。
6月に入り「今年の山車の要」となる部分が形になってきた山車組が多いのではないでしょうか。
そういう部分から決めていったほうが「見せたい部分」をしっかり表現できますからね。
そんな中、十一日町龍組のある方から
「おもしろいもの見せてあげますよー。」
的な連絡を頂いたので山車小屋に遊びに行ってきました。
もちろん龍組でも「今年の山車の要」になりそうなものが形になってましたよ!
2016八戸三社大祭
悲願達成なるか 十一日町龍組の勝負
2015年の三社大祭 山車審査では
写真提供:すぐそばふるさと mamoさん
昨年2015年の三社大祭山車審査において、十一日町龍組の山車は優秀賞に輝きました。
総得点で見ても全27台中2位ですからこれはおもいっきり胸を張れる順位ですが、龍組製作陣は複雑な心境のようでした。
なぜかというと。
全力で、全身全霊をかけて、そして自信を持って作り上げた山車は最優秀賞に選ばれること間違いなし!との想いがあったからだと思います。
しかし結果としては吹上山車組が9連覇を達成。
天の意志がどう働いたか、例年であれば山車審査が行われるお通りにおいて強風のため仕掛けを上げずに運行するよう通達があり、前日の前夜祭の間に審査員が分担して各山車の評価をした結果が採用されるというイレギュラーな判定が行われました。
もちろん吹上山車組は「やはり王者…!」と唸らせるもので非の打ち所のない山車でしたし、十一日町龍組も豪華絢爛とはまさにこのことと言わんばかりの山車でした。
得点の差については上位になればなるほど「その年の審査員の好み」によって分かれる範囲だとは思いますが、純粋に結果として吹上が1位で龍組は2位。
渾身の山車で頂点に輝くことができずに悔しさを噛みしめていたはずですが、審査会場で優秀賞の旗を受け取り掲げてみせた姿は堂々としていて、「来年こそは!」という新たな決意を感じました。
見返しがもう完成!?
そんなリベンジに燃える気合いをビリビリ感じさせる今年の十一日町龍組。
山車小屋に行ってみると見返しの配置を決めているところでした。
早っ!?
見返しは神々が集い何かを祈願している場面でしょうか。
見返しだけでもものすごく立派です。
なんとこの日、もう見返しを完成させるつもりとのこと。
うーん早い。意気込みを感じますねー。
喫茶龍組
作業室の中では女性の方々がティータイム中でした。
そしてからくり屋永匠堂もコーヒーを淹れて頂きました!
おおお…カップがおしゃれ!
龍組お姉さま
「美味しいコーヒーを出してくれる優しい山車組だって載せといてねっ!」
からくり屋永匠堂
「あとで980円請求されましたって書きます。」
龍組お姉さま
「^^」(テメェ?)←からくり屋永匠堂に聞こえた心の声
からくり屋永匠堂
「う…うそです…。」
楽しいティータイムごちそうさまでした!
十一日町龍組は
美味しいコーヒーを出してくれる
優しい山車組でしたよ!
これは主役の顔!?
さて振り返るとそこは遊びに来てって言ってくれたあの人の作業スペース。
それは…。
八戸の中で山車絵でも有名なこの人。
ゲンペイくん。
現在かなりでかい顔を新作中でした。いやこりゃでかい!
もちろん主役の顔とのことですがこの顔のサイズだと人形自体もかなりのサイズになりそうです。
どんな迫力ある主役人形になるか楽しみですねー!
さあ今年の題材は!
この作業室、壁にはものすごい賞状も飾ってありました。
第5回!?
すごい貴重品です。しかも一位だし!
これは博物館に収蔵されていてもおかしくないようなシロモノなんじゃ…。
なんてことを思いながらそこから振り返ると、なんと今年の山車絵があるじゃありませんか!
まあそれを見せてもらいに行ったんですけどね。
しかしまだナイショ!だそうです。
たしかにこのインパクトの強い題材と構図はもうちょっとナイショにしといたほうが楽しいかも!とからくり屋永匠堂も思い、山車絵はまだ写真を取らずに帰ってきました。
ちなみにゲンペイくんによると「表現できるという立場」を活かして「メッセージ性のある題材と山車絵」による「今作るべき意味のある山車」とのこと。
たしかにこれはメッセージ性あります。
題材公表はいつのなるか、お楽しみに!
今年の山車絵の周りには、部分ごとの構図を具体的に描かれたラフが数枚あったのでゲンペイくんの絵の一端としてご紹介。
これだけでもめっちゃかっこいい!
これは向かって左側の回転舞台の構図だと思いますがこれだけで1台の山車になりそうです。
やっぱりすごい!
山車前面では
外に出て山車の前面を拝見。
なんとそこには「今年の山車の要」になりそうなものがすでにありました!
でっけえええ!
この巨大なもの、これは今年の十一日町龍組の山車において確実に見どころの一つになると思われる部分です!
それがこちら!
ぎゃああ目がぁ!
恐ろしい逆光です!
謎の巨大な物体。
こちらの正体もお楽しみに!
挑み続ける山車組
十一日町龍組
そんなこんなで撮った写真を見ながらゲンペイくんと相談した結果、十一日町龍組の今年の題材や構図について現時点ではまだこれくらいの公開にとどめておこうってことになりました。
ベールに包まれた龍組の今年の題材。
知ってる人は一旦忘れて、知らない人はそのワクワクを大切に、楽しみにしてもらえたらと思います!
全27台中2位、堂々の優秀賞を獲得しましたがその座で満足することなくさらなる高みを目指す十一日町龍組。
今年も全力をかけた渾身の山車が作り上げられるでしょう。
十一日町龍組の山車、楽しみにしています!
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