シンポジウム「地域活性と三社大祭」 祭りと街について熱い語らい①


確定申告の準備で準備で少々テンパり気味のからくり屋永匠堂です、こんにちは。

相変わらずの宿題をためこむ性質。

 

 

ドラえも~ん!!(泣)

 

 

 

さてさて。

 

いってきましたよ!

八戸の文化遺産シンポジウム

八戸三社大祭アーカイブシステム公開に向けて

地域活性と三社大祭

[あおもりデジタルアーカイブ・コンソーシアム(ADAC)主催]

adac_symposium_2016

 

会場が日曜のパークホテルということで駐車場に困りそうな予感もあったため、6人で1台の車に乗りあわせて向かいました。

メンバーは廿六日町山車組、下大工町附祭、八戸市職員互助会、十六日町山車組など。

 

結構早めに会場についた一行。

受付でこんなセットを頂きました!

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  • デジタルアーカイブ向けの写真募集の結果とお礼
  • 第9回八戸ひなまつり展のチラシと御招待券(二名様)
  • 特別冊子「江戸時代の八戸三社大祭」(全73ページ)
  • evian 1本

ひなまつりは、主催が三八五交通株式会社なので山車振興会の小笠原修会長つながりでしょうか。

そして「江戸時代の八戸三社大祭」という冊子、とても立派な作りで、また中身もおもしろい。

著者は三浦忠司氏、発行はADACです。

始め書きを一部抜粋すると

本書は~~「八戸市の文化遺産を活用した地域活性化事業」にて、事業実施団体である「あおもりデジタルアーカイブ・コンソーシアム(ADAC)が作成した普及啓発用資料です。

八戸の宝である国の重要無形民俗文化財『八戸三社大祭』に焦点をあて、~~歴史的な背景~調査~研究成果を~まとめました。

とのこと。

これ、どこか別の場所で手に入るんでしょうか?

もしかしてこのシンポジウムのためだけに作った冊子で、さらにシンポジウム参加者しか手に入らないとしたらかなり貴重…?

大事にしよう…。

 

さて会場へ。

前の記事で会場は100人以上入れるとお伝えしましたが、始まってみるとあっさり満席

最終的には席が足りずに椅子を増やしたみたいです。

参加者は老若男女問わず様々な方がいらっしゃいました。

 

そして開会の13:30。

スクリーンに映しだされる六日町附祭若者連の山車。

ADACはシンポジウム用の資料の表紙に六日町の山車をチョイスしましたね。

 

そして開会の挨拶としてADAC会長である八戸工業大学の藤田成隆学長と、八戸市の小林眞市長から。

小林市長はこの後パネルディスカッションを通して

「八戸市お祭り休暇制度」

に言及、会場が色めきだつと「冗談ですよ、冗談の話です!」と慌てて取り消す場面もありました。

 

次に八戸歴史研究会会長の三浦忠司さんによる基調講演「江戸時代の山車人形と練り物」

八戸の山車の起源、三社大祭の元となる法霊祭礼では1700年台にはすでに山車の原型となるものが出ていたこと、そしてそれがどのように変化を遂げてきたか。

そして江戸時代から祭りには大きな経済効果があったということ。

先述の冊子「江戸時代の八戸三社大祭」の内容を画像を使ってわかりやすく解説してくださいました。

 

そして山車好きが食いついたのはきっとこの資料。

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江戸時代の山車の原型「出し人形」(誤字じゃないんですよ)

江戸から買ってきたという人形や飾りを「出し」として各町内や豪商が祭りに参加したという資料です。

資料の中で「出し人数」と書かれているのは今で言う山車の台数で、1747年については人形の名前、今で言う山車の題材まではわかっていないとのことでした。

そして1854年には皆さんも御存知、おがみ神社に奉納されている河内屋寄贈「武田信玄」と近江屋寄贈「太公望」がありますね。

こちらの表に名前がある山車組は、発足○○周年などの節目でこの時代に出した人形にまつわる題材をやるのもいいかも!とからくり屋永匠堂は思いました。

 

 

さてそして、とうとう「八戸三社大祭デジタルアーカイブシステムお披露目」です!

まずはADAC事務局のインフォコム株式会社の方からシステムの概要や編集の経緯の説明があり、写真などの資料提供や実際のデジタル化作業に携わった方々の苦労などの話もありました。

吹上山車組の半纏を着ている人が一人だけ忙しそうにしてるけど何だろあの人?とか思ってましたがインフォコムの方だったんですね。

壇上で説明をはじめてやっとわかりました。

でもなぜ吹上半纏をあの場で着ていたかは謎のままでした。

 

入場時に配布された資料の中の1枚がこちら。

昨年、こちらの記事で載せた写真を募集するチラシに、お礼の言葉と状況が重ねてあります。

なんと資料の収集総数45,000点以上!

そのうち、重なったまま張り付いてしまっていて剥がせないものなどもありデジタル化できたものが35,000点、さらにそのうち家族だけの写真や公開に適さないものを残し、現時点での公開対象総数13,000点以上とのことです。

 

そして公開された

「八戸三社大祭デジタルアーカイブ」

http://www.hachinohe-bunkaisan.jp/sansha/

 

こちらの「八戸三社大祭デジタルアーカイブ」、からくり屋永匠堂ではまた別の機会に触れてみたいと思います。

まずはじっくりのんびりポチポチっと眺めてみるのがオススメです。

 

さて

八戸の文化遺産シンポジウム

八戸三社大祭アーカイブシステム公開に向けて

地域活性と三社大祭

 

の様子は次回に続きます。

 

シンポジウム「地域活性と三社大祭」シリーズ

 

 

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