息子の夏休みの宿題が終わるかどうか見守ることに決めたからくり屋永匠堂です、こんにちは。
確実に終わらないペースなのに、なぜか終わるという自信に溢れてるようです。
夏休みには終わりってもんがあるんだぜボーイ…
さてさて。
2018年の八戸三社大祭。記録的な猛暑の中、参加する側も見る側も熱く盛り上がりました。
そんな祭り本番中に、からくり屋永匠堂が写していた写真をご紹介しますね。
本番中の思い出①
前夜祭の日
7月31日 前夜祭出発前に
前日に完成宣言の出ないまま完成したと思われた十六日町山車組の山車。
そして31日、前夜祭当日。
この時点で製作責任者はまだ完成状態を見てません。
そこで製作責任者を含む数人で昼頃に集合し、仕掛けを一度上げて完成状態を見たらどこかに食べに行こうということになりました。
ところが。
まずは発電機6台中1台がかからない!
コンセントを差し替え仕掛けを上げてみると、今度は上段左右につけている旗が引っかかって斜めになってしまう。
発電機についてはすぐにレンタル業者に連絡して入れ替えをお願いし、旗の引っ掛かり原因を調べます。
それまでは山車小屋の中で、ほぼ風を受けない状態で仕掛けを上げ下げしていたのですが、初めて外に出して仕掛けを上げてみたところ、少し風を受けると引っかかりやすいということが判明。
これはなにか対策しなければということで作業開始。
このとき山車を外に出しているので、作業は思いっきり炎天下。
それはもうひどい汗の流出量です。
そして作業が思ったより長引きそうなこともあり、昼ごはんは断念。コンビニで軽食を買ってきてもらい、3時くらいに食べたような気がします。
そんなこんなでなんとか修正作業を終え、本番前最後の仕掛け上げ。
このあと炭酸ガスのボンベを積んだり、緊急用の工具やビス・ボンドを準備したり、ゴザや飲み物なんかを準備して、あまりのんびりする時間もなく前夜祭へ出発することになりました。
7月31日 前夜祭開始直後
さあ前夜祭会場。
十六日町山車組は大通り、三春屋前のあたりです。
とうとう観客の皆さんの前で初のお披露目。
狼煙と同時に仕掛けを上げ始めます!
ところが。
主役脇にいる人形の持ち物がない…!?
本来ならこんなものを持っているはず。
ところがあるはずの場所には何もなく、山車の中を覗いてみると床に落ちていました。
慌てて復旧作業。
ビスを打ち直して取り付け完了、すぐに仕掛けを上げ直しました。
7月31日 前夜祭 終盤
こうしてなんとか皆さんにお披露目することができた十六日町山車組の山車。
あとは大丈夫だろうということで十六日町山車組の山車を離れ、全27台の山車を見て回るべく前夜祭放浪の旅に出たのでした。
すべての山車を見て回り、途中他の山車組の方々と会っては製作の苦労を労い合いつつ、再び十六日町山車組の山車の場所へ帰りました。
もう一度山車全体に異常がないか、すべての照明が点灯しているかを確認します。
あたりはもうすっかり暗くなり、煌々と照らされた山車が夜の空をバックにぽっかりと浮かび上がります。
孫権軍視線から
大喬 小喬 孫権 甘寧 黄蓋
曹操軍視線から
曹操 夏侯惇 孫権 周瑜 劉備 関羽
見返しでも火が燃えまくりです!
そして前夜祭の展示時間が終了、山車小屋への帰路につきます。
帰り道の途中、交通誘導にあたっていた警察官からなぜかストップがかかったりという珍事(?)もありましたが無事に小屋に到着しました。
翌日はお通り。
本来の神事として神様のお供をしつつ、山車の審査もあり、さらに動きながら仕掛けを上げ下げする初めての場でもあります。
30日の製作最終日、31日昼間の炎天下での作業、そして前夜祭開始時の補修作業から全山車見学の旅と、なかなか疲れも溜まっていたので次の日に備えようと早めに解散しました。
こうして前夜祭は終了。
次回は8月1日のお通りからの様子をご紹介します。
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