久しぶりに手書きで文字を書いたら腕がだるいからくり屋永匠堂です、こんばんは。
いやほんと、全くと言っていいほど手書きしない生活になっていて自分でもびっくりです。
何がって、字を忘れてることと、字が下手になっていることに。まあ元から下手なんですけどね!
字がきれいな人ってかっこいいですよね。
さてさて、やっと続きです。
軽米秋まつり、今回はお通りでの後半3台の山車をご紹介します。
台風到来前、子ども達の笑顔と大人たちの達成感とともに、何とかゴールできた軽米秋まつりの山車をご覧ください。
2017軽米秋まつりシリーズ
- 2017軽米秋まつり① 本町新栄団山車完成までの様子 秋の夕日に照らされ山車作り
- 2017軽米秋まつり② お通り前半の3台 台風直前秋晴れのスタート
- 2017軽米秋まつり③ お通り後半の3台 台風到来前に無事ゴール
2017軽米秋まつり
お通り・後編
それでは後半の3台、ちょっと順番を変えてドン!ドン!ドドドドドン!と行きますよ!
荒町光栄団
竹取物語「かぐや姫」
見返し:恵比寿大黒 大鯛を釣る
さあ少し順番を変えましたが荒町光栄団の山車です。
こちらは仕掛けのない山車でありながら、見事な構図で主役を引き立たせつつ全ての人形が見えるように配置されていますね。
制作協力は三戸の六日町です。
やはりこの山車にも、三戸山車っぽいテイストを感じますよね。
昨年さんのへ秋まつりのポスターになったかぐや姫が、リメイクされての登場です。
そして見返しは今年のさんのへ秋まつりからの登場。この大鯛、ウロコ1000枚以上を全て手作業で切り抜いたという大作です。見事ですよね!
蓮台野芙蓉団
真田幸村
見返し:かぐや姫
やってきました蓮台野芙蓉団。
ここ数年の軽米秋まつりにおいて、唯一の南部風流山車で、制作協力は一戸の西法寺組です。
天に松、満開の桜と藤の花、左に白牡丹、右に赤牡丹。人形を配した足元には岩と笹の葉。そして両脇に下げ波と軒花。
昔から「見ておくべき南部風流山車の祭り」の一つに数えられる一戸まつり、その中でも名のある山車組からの協力とあって、本当に美しい山車ですよね。
幸村の兜の角が焼き杉なところが、また何とも言えず「山車作りを楽しんでる」感じがしてすごく共感できちゃいます。
馬も立派ですよね。目も工夫されていて、そして形もすごくいい。
人形1体か2体をバーン!と見せる南部風流山車もやっぱりかっこいいですよね!
本町新栄団
三国志 蜀建国記
さあとうとう本町新栄団です!
本当はこの「後半の3台」の最初、全体の4台目での運行なんですが、特別最後に登場となります。
なぜなら写真がいっぱいだから!
やっぱりね?自分たちが作った山車はいっぱい写真撮っちゃうものなんですよ。にんげんだもの。
てことで本町新栄団の「三国志 蜀建国記」。
さまざまな角度から撮った写真をどうぞ!
見返し:伏竜鳳雛 軍師諸葛亮と龐統
いかがでしたか?今年の本町新栄団の山車。
製作協力は、八戸の十六日町山車組。
八戸で作った山車とは違う、新たな構図でチャレンジしたこの山車ですが、なかなか盛り盛りで豪華な仕上がりにできたんじゃないかと思います。
徐庶と法正という、歴史上では決して交わることのない軍師2人を、あえて同じ舞台に立たせています。劉備が頼りにした最初の軍師と、最後の軍師です。これ個人的にものすごくアツい配置。
そして劉備・関羽・張飛の3兄弟。それぞれがしっかりと見えるように、ずばーんと配置。それぞれの旗は生の字、一発勝負の手書き筆文字です。
また幅リニューアルした見返しには、軍師の枠を超えて参謀として活躍し、三国志の物語において伝説級の2人、伏竜と鳳雛です。この2人、実は結構配置に苦労したりしました。人形の数が少ないと、逆に配置って結構難しいもんですね。
自分たちが作った山車が、拍手をもらいながら練り歩くのももちろん嬉しいものですが、運行する山車組の方々、子ども達が楽しそうに引いているのを見るのは本当に気持ちのいいものです。
今年も楽しい山車作りができ、また素晴らしい祭りを見せていただきました。
本町新栄団の皆さま、ありがとうございました!
しかし本町新栄団の山車が、この2日後にあんなことになるとは、このときまだ誰も予想できるはずもないのでした…。
このあと台風きちゃうんです
ということで、お通りは無事に終了したものの、このあと思いっきり台風が来ます。
軽米秋まつりと、6台の山車の運命やいかに!?
別のお祭り観覧を挟んで、軽米秋まつりお還り+番外編へと続きます。
最新情報をお届けします
Twitter でからくり屋永匠堂をフォローしよう!
Follow @eishoudou