2017年(平成29年度)八戸三社大祭のチラシが公開されています!
今年も27台の山車の題名と場面が出揃いましたのでご紹介します。
山車題名一覧と場面説明
神明宮
【廿六日町山車組】
大魔神
戦国時代の世。民を意のままに操り苦しめ、我が物顔で民を支配し、苦役させ悪政をしく武将は、民が信仰を捧げてきた武神像・阿羅羯磨をも破壊しようと額に杭を打ち込んだ…。すると、地鳴りとともに山は大きく崩れ、そこに現れたのは血の涙を流し巨大化した大魔神が武将とその兵たちに容赦なく神罰を与えた。山車は特撮時代劇シリーズ「大魔神」「大魔神怒る」「大魔神逆襲」の三部作を統合した場面を表現した。
【新荒町附祭若者連】
伊勢新九郎 奇襲小田原城
1495年、小田原城(おだわらじょう)の攻略(こうりゃく)に乗り出した伊勢新九郎(いせしんくろう)は、小田原城主大森藤頼(おおもりふじより)に贈り物攻勢をかけ油断させ、鹿狩りを口実に勢子(せこ)や犬飼(いぬかい)に変装させた精兵(せいへい)を大森領の箱根山中へ潜(ひそ)ませるとともに牛1000頭を密かに山へ追い上げた。そして夜になるのを待ち、牛の角に松明(たいまつ)をくくりつけ、犬を放ち牛を追わせ、一斉(いっせい)に鬨(とき)の声を挙げ小田原城へと攻め寄せた。無数の松明(たいまつ)や夜空に響く鬨(とき)の声により大森軍は大混乱に陥り逃げ出してしまい、新九郎は一夜にして小田原城を手に入れた。
【上組町若者連】
桃太郎
桃太郎が犬(いぬ)・猿(さる)・雉(きじ)を従えて、鬼(おに)が島(しま)へ鬼を退治しに行って戦う場面。
【根城新組山車組】
義経北方伝説 旅立の場
義経が北へ渡る時、海が荒れていて渡れなかった為三日三晩一心に観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)に祈った。その晩、白髪の老人が現れ、龍馬を授け義経一行は北方へ旅立った。
【賣市附祭山車組】
新春祈願 「陸は満作 浜また大漁」
ユネスコ無形文化遺産登録(むけいぶんかいさんとうろく)に提出した木遣り音頭(きやりおんど)の一節(ひとふし)になぞらえて五穀豊穣(ごこくほうじょう)と大漁を祈願する。龍神(りゅうじん)と弁財天(べんざいてん)に大漁と航行(こうこう)安全(あんぜん)の加護(かご)をうけ操業(そうぎょう)する漁師達。賣市(うるいち)えんぶり組で五穀豊穣(ごこくほうじょう)、売市天満宮(うるいちてんまんぐう)と熊野大権現(くまのだいごんげん)で家内安全(かないあんぜん)、売市消防団纏振(まといふ)りで災害のなきよう祈願し、賣市附祭山車組が一年の感謝、新年の無事を祈願のため、正月元旦神明宮へ参拝する。それら全てが円満になる様、神明宮天照大御神(しんめいぐうあまてらすおおみかみ)が見て下さる。
【吉田産業グループ山車組】
三社祭神と祭祀の神々 ~ユネスコ無形文化遺産登録を祝う~
およそ300年の歴史と伝統を誇り、豊作祈願と報恩の為に始まった八戸三社大祭。その三社の御祭神と、ユネスコ無形文化遺産に登録された山・鉾・屋台行事にまつわる神々が、三社大祭のユネスコ無形文化遺産を祝福している場面を創作した。山車中央部には、大神楽・虎舞、展開部に、法霊神楽・笹の葉踊り・駒踊り・武者行列を配置。鳳凰船や松竹梅、さらに上段で鶴が舞っている事で、おめでたい様子を表現しました。
【白山台山車組】
世界遺産登録二十周年記念「嚴島神社」
昨年12月に、世界文化遺産登録20周年を迎えた嚴島神社(いつくしまじんじゃ)が舞台。祭神の宗像三女神(むなかたさんじょしん)が孔雀(くじゃく)に乗り、ゆかりの偉人、平清盛(たいらのきよもり)・毛利元就(もうりもとなり)・豊臣秀吉(とよとみひでよし)が集まり世界中の人々の幸せを願う場面。主祭神の市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)は=弁財天(べんざいてん)とされておりますが、そのルーツはインドの女神サラスバティ(水を司る)と言われております。本来厳島神社のお使いは鹿ですが、今回は弁財天のルーツ、サラスバティの使いとされる白鳥・孔雀より、孔雀を登場させました。20周年記念ということで公開展示された檜扇(ひおうぎ)や平家納経(のうきょう)や鎧(よろい)などの国宝や重要文化財などを所々に配置してみました。
おがみ神社
【下組町山車組】
三上山大百足 竜宮襲来
瀬田唐橋(せたからはし)に大蛇(だいじゃ)が横たわり、人々は恐れて渡れない中、俵藤太(たわらとうた)は踏みつけ渡ってしまう。その夜大蛇が娘に姿を変え藤太を訪ね、琵琶湖に住む龍一族が苦しめられている三上山(みかみやま)の大百足(おおむかで)退治を懇願(こんがん)した。藤太は山を七巻半する大百足に矢を射たが通じない。最後の矢に唾(つば)をつけ八幡神に祈念し射って退治する。山車は、歌舞伎(かぶき)の趣向(しゅこう)も取り入れ、竜宮城(りゅうぐうじょう)でおもてなしを受けている所に大百足(おおむかで)が現れ退治する場面。
【内丸親睦会】
阿弖流為
古き時代、北の民蝦夷(えみし)は国家統一を目論(もくろ)む大和朝廷(やまとちょうてい)に攻め込まれていた。そこに、かつて一族の神「荒覇吐(あらはばき)」に背(そむ)き追放された阿弖流為(あてるい)が、運命の再会を果たした恋人、立烏帽子(たてえぼし)と共に戻り、蝦夷(えみし)を率いて立ち上がる。一方、朝廷は征夷大将軍(せいいたいしょうぐん)に若くとも人望の厚い坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)を据え、戦火は更に激化していく。「北の狼」阿弖流為(あてるい)、「都の虎」坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)、民を思うお互いの義を認め合いながらも二人が決着をつけるときが来る。山車上段では、死して蝦夷(えみし)を見守る阿弖流為(あてるい)と立烏帽子(たてえぼし)こと鈴鹿(すずか)を表現しました。
【柏崎新町附祭】
京劇 西遊記
三蔵法師、孫悟空、猪八戒と沙悟浄の4人は経典を求めて天竺へ向かう途中で、いろんな妖怪との戦いが待ち受ける。山車は、有名な場面を惜しみなく表現し、いろんな妖怪を出現させ、ひとつの山車に登場させる豪華な内容となります。牛魔王(ぎゅうまおう)、羅刹女(らせつじょ)、玉面公主(ぎょくめんこうしゅ)との場面、金角・銀角大王との場面など、天界の二郎真君(じろうしんくん)等も登場する様々な場面、戦いを繰り広げ、最後に孫悟空らは妖怪に打ち勝ち三蔵法師一行は再び天竺への遠い旅路に着く。京劇の華やかさと妖怪達の戦いを表現。
【淀山車組】
開運出世 金の成る木・大黒天吉祥の躰
江戸時代に流行した縁起絵(えんぎえ)というものがありました。皆、幸せや出世、お金持ちになりたい願望があり、そのめでたい絵をこぞって買い求めたようです。その中に「金の成る木」という絵があり、開運出世の心得が込められています。しょうじ木・じひぶか木・ついえな木・とんちの木・あさはやお木・かないよ木などの枝から大判小判が咲くというものです。山車では、金の成る木の前で大黒様や福の神、福娘をにぎやかに配置しました。
【城下附祭】
天之岩屋戸
天照大神(あまてらすおおみかみ)が衣を織ってると、須佐之男命(すさのおのみこと)の非道により、驚いた天の服織女(はたおりひめ)は死んでしまい、天照大神(あまてらすのおおみかみ)は天岩戸(あまのいわと)に引き篭り、世は闇に包まれる。八百万の神々が集まり相談し、さまざまな儀式をおこない、常世(とこよ)の長鳴鳥(ながなきとり)を集めて鳴かせ、天宇受賣命(あめのうずめ)が踊ると、八百万の神が一斉に笑った。これを聞いた天照大神(あまてらすおおみかみ)は天岩戸(あまのいわと)の扉を少し開け、「自分が岩戸に篭って闇になっているのに、天宇受賣命(あめのうずめ)は楽しそうに舞い、八百万の神は笑っているのか」と問うた。天照大神(あまてらすおおみかみ)は、天宇受賣命(あめのうずめ)が「貴方様より貴い神が現れたので、喜んでいるのです」と差し出す鏡に写る自分の姿をその貴い神だと思い、よく見ようと岩戸をさらに開けると、隠れていた天手力男神(あまのたぢからお)が天照大神(あまてらすおおみかみ)の手を取り、岩戸の外へ出ていただくと、世の中の明るさが取り戻された。
【新井田附祭振興会】
南部八戸 新田御城下 ~弥栄の舞~
左展開部には国の重要無形文化財のえんぶりを配置し、右展開部には地域の安全を守る町火消(まちひけし)による纏振(まといふ)りと梯子(はしご)のりを配置しました。中央上段には、三社大祭でもなじみのある、新井田(にいだ)の虎舞(とらま)いと重地大神楽(しげちだいかぐら)・松舘(まつだて)にある月山神社(がっさんじんじゃ)の神楽(かぐら)を配置し、中央下段には文化財である対泉院(たいせんいん)の蓮(はす)の花(はな)をいっぱい咲かせました。その様子を、山車上段から新田城主(にったじょうしゅ)・新田政持(にったまさもち)が南部馬に乗って見守る創作山車(そうさくだし)の場面にしました。
【青山会山車組】
祝・八戸三社大祭ユネスコ無形文化遺産登録 福徳円満・八戸三社祭神と宝船
向って右展開には新羅三郎(しんらさぶろう)とえんぶりなど新羅神社(しんらじんじゃ)を表現。左展開には法霊大明神(ほうりょうだいみょうじん)と法霊神楽(ほうりょうかぐら)などおがみ神社を表現。そして中段には八戸の市制施行88周年、三社大祭のユネスコ登録を祝う七福神。上段には日本の最高神で、神明宮の御祭神でもある天照大御神(あまてらすおおみかみ)。山車全体で、八戸三社大祭の益々の盛り上がりと八戸の福徳と円満を願っています。
【朔日町附祭】
八戸三社祭神 吉祥祝いの宴
三社祭神(さんしゃさいじん)である天照大御神(あまてらすおおみかみ)、法霊大明神(ほうりょうだいみょうじん)、新羅三郎義光(しんらさぶろうよしみつ)の三柱(みはしら)を中心に、八幡神(やわたのかみ)や弁財天(べんざいてん)などといった八戸にまつわる神々や、五穀豊穣(ごこくほうじょう)を寿(ことほ)ぐ三番叟(さんばそう)に扮した神猿(まさる)をはじめとする神使である瑞獣(ずいじゅう)・動物たちにより催される祝いの酒宴を題材とした創作山車(そうさくだし)を製作しました。八戸三社大祭のユネスコ無形文化遺産登録のお祝いをすると共に、今年市制88周年を迎える八戸市への期待や希望が込められた盛大な宴を表現しました。
【十一日町龍組】
龍宮王女 乙姫と俵藤太秀郷 ~大ムカデ退治の場~
琵琶湖(びわこ)の龍宮(りゅうぐう)に住む(すむ)龍宮王女 乙姫(りゅうぐうおうじょおとひめ)より三上山(みかみやま)から襲来(しゅうらい)する大ムカデ(おおむかで)を退治(たいじ)してほしいと依頼(いらい)を受けた(うけた)藤原秀郷(ふじわらひでさと() 通称(つうしょう):俵藤太秀郷(たわらとうたひでさと))が、龍宮城(りゅうぐうじょう)に襲来(しゅうらい)した大ムカデ(おおむかで)を退治(たいじ)する場面(ばめん)です。
【塩町附祭組】
暴れん坊将軍
江戸の安寧(あんねい)を守る主役八代将軍徳川吉宗(はちだいしょうぐんとくがわよしむね)が江戸城と葵(あおい)のご紋(もん)をバックに上段がせり上がり、中段から左展開部には、橋を渡り町火消(まちひけし)たちが火事の現場へ向い、一番纏(いちばんまとい)を取っため組衆(ぐみしゅう)が果敢(かかん)に火災と戦う場面です。また、右展開部には、大岡忠相(おおおかただすけ)率いる南町同心(みなみまちどうしん)たちが江戸市中を騒がせている盗賊を追い詰めている捕物(とりもの)の場面です。
【下大工町附祭若者連中】
三盗芭蕉扇 鉄扇公主火焔山の戦い
翠雲山芭蕉洞(すいうんざんばしょうどう)に住み、火焔山(かえんざん)の燃(もえ)上(あが)る炎を消すことができる秘宝(ひほう)、芭蕉扇(ばしょうせん)を持つ地仙(ちせん)・羅刹女(らせつじょ)は鉄扇公主(てっせんこうしゅ)である。孫悟空(そんごくう)は火焔山(かえんざん)の炎を消すため芭蕉扇(ばしょうせん)を借りたいと頼み込む。しかし鉄扇公主(てっせんこうしゅ)は、孫悟空(そんごくう)を追い返そうと芭蕉扇(ばしょうせん)を扇(あお)ぎ吹き飛ばす。二度目の戦いで偽(いつわ)りの芭蕉扇(ばしょうせん)を渡され、最後の戦いで天将(てんしょう)の加勢(かぜい)を借りて退治し鉄扇公主(てっせんこうしゅ)から芭蕉扇(ばしょうせん)を渡してもらい火焔山(かえんざん)の炎を消す。山車は、最後の戦いの場面である。
長者山新羅神社
【糠塚附祭組】
鶴の恩返し
鶴の恩返しのストーリーのうち、いくつかの場面を各箇所で表現した。鶴を助ける場面、助けられた鶴が娘となって家に来る場面、鶴が織物を織っている場面等、山車全体で物語を表現している。ユネスコ無形文化遺産登録を踏まえ、日本で有名な昔話で、各国の方々でもわかりやすい山車としています。
【長横町粋組】
南総里見八犬伝・芳流閣の躰
「孝」の珠を持つ犬塚信乃(いぬづかしの)は、名刀「村雨」を足利成氏(あしかがなりうじ)に献上する為、滸我(こが)へ向かうが、伯母夫婦により刀は偽物にすり替えられてしまう。滸我(こが)で偽物に気付き、献上の場で弁明を試みるが聞き入れてもらえず、敵として見られ、武士たちに襲われる。逃れる信乃がたどりついたのが芳流閣(ほうりゅうかく)の屋根の上であった。刀を手にした信乃は捕手を寄付けず、成氏は捕物の名人で「信」の珠を持つ犬飼現八(いぬかいげんぱち)を獄舎から解放し、信乃を捕えさせる場面。本来、この場面には伏姫(ふせひめ)と八房(やつふさ)は登場しないが、八犬士の二人を見守る為、神女として現れた設定といたしました。
【六日町附祭若者連】
源頼政の鵺退治
時は平安末期、仁平(にんぴょう)年間。「鵺」とは、時の帝・近衛天皇の夜を脅かす化け物で、頭は狒々(ひひ)、胴が狸、手足は虎、尾が蛇の形をしていたという。勅命として鵺退治に選ばれたのは、源氏の一門で武勇の誉れ高い頼政。山車は、頼政が弓で鵺を射止める場面です。
【類家山車組】
大安吉日 花嫁御寮十人揃
女性が喜びと緊張の中で最も美しく、かつきらめく花嫁。その花嫁姿を綿帽子(わたぼうし)、白無垢(しろむく)、角隠(つのかく)し、色掛(いろうちかけ)など十人揃えました。めでたい大安吉日(たいあんきちじつ)に餞(はなむけ)を持って七福神(しちふくじん)も現れ、鶴と亀も舞い込み、寿(ことぶき)の帆(ほ)を上げた祝舟(いわいぶね)に乗って花嫁御寮(はなよめごりょう)は嫁入りに旅立ちます。幸福(しあわせ)の極(きわ)みの場面といたしました。
【十六日町山車組】
三国志・蜀建国記
数多くの英傑(えいけつ)が生まれ伝説となった三国志時代(さんごくしじだい)を最も急速に駆け昇った人物、劉備(りゅうび)。その劉備の興(おこ)した国、蜀(しょく)の成立は今なお語り継がれる知勇の武将たちの活躍によって支えられました。山車では幾多の困難を乗り越え蜀(しょく)の皇帝となる劉備(りゅうび)を主役とし、伏龍(ふくりゅう)に例えられた諸葛亮(しょかつりょう)、鳳雛(ほうすう)と称された龐統(ほうとう)、華麗な知略を奮った軍師たちを左右展開に配置、勇壮に構える関羽(かんう)を始め五虎将軍(ごこしょうぐん)は山車中央でそれぞれの人物像を再現、豪華な山車に仕上げました。
【鍛冶町附祭若者連】
平安怪奇伝 羅生門の鬼
京の都に夜な夜な鬼が出るという噂を聞き、源頼光(みなもとのらいこう)の家来である四天王の一人渡辺綱(わたなべのつな)が羅生門(らしょうもん)で鬼を退治するという場面です。上段に高札を持って馬にまたがる渡辺綱(わたなべのつな)。中段は羅生門に現れる大きな鬼と鬼が化けた娘を対比させ、下段、左展開には源頼光(みなもとのらいこう)と四天王の面々、右回転は切られた腕を取り返しに来た老婆に化けた鬼と綱(つな)、というように正邪をわかりやすく配置しました。
【八戸市職員互助会】
日本の国技「 相撲」 天津神と国津神の国譲り起源神話
待望の日本人横綱19年ぶり誕生に沸く大相撲のルーツは、神代(かみよ)の時代まで遡(さかのぼ)ります。この世は高天原(たかまがはら)の天上界(てんじょうかい)の天津神(あまつかみ)と、出雲(いずも)の国、地上界の国津神(くにつかみ)が有り、天津神(あまつかみ)を統べる天照大神(あまてらすおおみかみ)は、国津神(くにつかみ)の国も我が子に統治(とうち)させようと思い、国津神(くにつかみ)を統べる大国主命(おおくにぬしのみこと)に国譲(くにゆず)りを迫りますが、それを拒む大国主命(おおくにぬしのみこと)の二男(じなん)、建御名方神(たけみなかたのかみ)と、天照大神の遣(つか)わす建御雷神(たけみかずちのかみ)が腕を組み合い力競(ちからくら)べをしたのが相撲(すもう)の起源(きげん)と伝わります。山車は第72代横綱稀勢(きせ)の里(さと)の土俵入りと相撲(すもう)の起源(きげん)を表現しました。
【吹上山車組】
~初夢狂言 一富士二鷹三茄子~ 矢の根五郎と七福神
歌舞伎(かぶき)十八番の内の矢(や)の根(ね)の場面。正月の相模国(さがみのくに)の古井(ふるい)の庄(しょう)、曽我家(そがけ)で曽我五郎時致(そがごろうときむね)が矢の根をとぎながら、七福神を数え上げて悪態をついていると、大薩摩主膳太夫(おおざつましゅぜんだゆう)が年始の挨拶(あいさつ)に訪れ、年玉として扇子(せんす)と宝船(たからぶね)の絵を置いていく。下段には正月を祝う子供や七福神らを配置した。また、初夢に見ると縁起がいいと言われる一富士二鷹三茄子(いちふじにたかさんなすび)も配置しました。
【八戸共進会山車組】
十二支伝説
むかしある年の暮れに、神様が、正月の朝御殿に集まるように、そして12番までに来たものに順番に一年間その年の大将にすると動物たちにおふれを出した。動物たちは喜んで、自分を選んでもらおうと張り切って御殿に集まった。神様から順番を決めてもらい、うれしそうにしている場面です。
2017(平成29年)八戸三社大祭チラシ
2017年の八戸三社大祭のチラシは、八戸市観光情報サイト「八戸観光Navi」にて公開されています。
また八戸市観光コンベンション協会のHPでも公開されています。
- 行事日程
- 放送時間
- 八戸市街地周辺の交通案内
- お通り・中日・お還り・前夜祭/後夜祭の運行経路と時間
- 一般車有料臨時駐車場の情報
- 八戸三社大祭について
などのほか、今年は特別に8月5日まで1日延長して開催されるユネスコ記念祭の日程についても載っています。
チラシは八戸三社大祭の当日も各所で配布されていますよ!
さあ今年も出揃った山車題名と場面説明。初めての題材はどのような場面構成になるのかとても楽しみですし、よく見知った物語でもその山車組がどのように捉えどのように演出してくるのか、想像するだけでもワクワクしますね!
やはり題名一覧を見ると胸が高鳴ります。
2017年の八戸三社大祭、
チラシを手に取り題名や場面を見ながら
27台の豪華な山車をお楽しみ下さい!
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