2017八戸三社大祭 十六日町山車組 敢闘賞に輝く! 17年ぶりの念願ついに達成


夜眠れない体になったからくり屋永匠堂です、こんばんは。

山車製作期間が終わったのになかなか眠くなりません。

 

朝の辛さは製作期間より増えてる気がする…。

 

さてさて。

十六日町山車組は2017年八戸三社大祭において、とうとう夢に見た入賞を果たし敢闘賞に輝きました!

からくり屋永匠堂、人生初の山車審査入賞経験。いろんな感動や驚きを味わいました。

 

2017八戸三社大祭
十六日町山車組、敢闘賞に輝く

入賞までの階段

からくり屋永匠堂が山車作りに関わり始めた頃、十六日町山車組は正直に言って審査的にあまり評価の高い山車を作っていませんでした。

さかのぼること数年前、2000年には「かぐや姫~満月への旅立ち~」という山車で努力賞(今で言う敢闘賞)に入賞したと聞かされましたが、その面影はありませんでした。

それでも製作メンバーのうち数人は「いつかは入賞」を夢見ていました。

それから数年後の今から10年前、十六日町山車組は「牛若丸と怪天狗 鞍馬山の修行の場」で特別賞を受賞します。

しかしこれは順位とは別の基準で選ばれる賞。目指している「入賞」とは意味合いが違いました。

その後、「雷神不動北山桜~不動明王君臨~」「天下の大泥棒 石川五右衛門」「橘藤九郎盛國伝説 新羅の祭祀・豊年祭はちのへ杁」「八犬伝 八犬士見参」「安珍・清姫伝説 蛇身・清姫」「竹取物語 耀うかぐや姫 天へ還る」と、制作責任者を変えながら山車を作ってきました。

そして2015年、「鳴神 ~盟い破れて鳴る雷と化す~」

このときは14位。

そして2016年、「三国志・孟穫伝 ~蜀に挑みし護郷の決意~」

このとき13位…!

半分より上になんとか入り、さらにこの年から敢闘賞が4枠に増え、それまで9位までが入賞だったのが10位までなりもしかしたら手が届くかも…?というところまで来ました。

 

そしてついに…!
敢闘賞に手が届く

そして今年、2017年。

八戸の山車の形である「人形山車」本来の良いところを表現すべくあえて人形の数を減らし、一体一体のポーズにこだわり全ての人形を「隙間埋め」ではなく「見せるための人形」として配置した山車。

「三国志・蜀建国記」

10位入賞!敢闘賞獲得!

2000年の努力賞受賞から実に17年ぶり。念願の受賞を果たしました!

 

結果発表で大盛り上がり

それでは審査結果の発表シーンをご覧ください。

青森県南地方山車祭り愛好会さんがいい動画を残してくれています!

最優秀賞なみに盛り上がる十六日町山車組!(敢闘賞の一番下)

まあね?

審査結果発表を見に来たのは若手メンバーが多く、またこの場にいたほとんどのメンバーが初めての入賞経験、2000年に経験していたメンバーもその頃は主力として製作していたわけではなかったので実感の沸く入賞はほぼ初めてに近い感覚なんですよ。

てことで十六日町山車組の名前が読み上げられた瞬間、自然と湧き上がった歓喜のシャウト。そしてその場にいた全員が集まって肩を抱き喜びを分かち合いました。

そしてステージ上での表彰状授与。

製作責任者マツハシさん、運行責任者モリフミくんの2人で賞状と看板を受け取ってきました。

 

さあ…!
夢見た山車への看板取り付け

さあここからからくり屋永匠堂念願の場面です。

このためにインパクトを握る日を夢見てきました!

入賞したときには必ずこの手で看板を取り付けたいと思っていました。

一つ、自分だけの夢も叶いました。

 

入賞して変わったこと

いやほんと、これが一番びっくりしたんですけど本当にたくさんの方がお祝いの言葉をかけてくれます。

こんなに??っていうくらい多くの方が、しかも本当に祝ってくれているのが伝わってくるように。

賞に入ったのも嬉しいのですが、たくさんの方が祝ってくれることも本当に嬉しい出来事でした。

そしてもう一つ。

色んな人が色んな場所に山車の写真を出してくれること。

今までは自分たちで発信する意外にあまり取り上げてくれることは多くなかったのですが、入賞すると至る所にいっぱい写真が出ますね。

個人のSNSやブログ、企業や自治体、公式的なサイトなどにも多く写真が載せてくれていて嬉しい限りです。

また八戸市観光情報サイト「八戸観光Navi」にも特設ページが解説され、「八戸三社大祭2017 受賞山車一覧」として写真が掲載されました。

 

来年につなげたい!

敢闘賞の端っこながら念願の入賞を果たした十六日町山車組。

審査結果発表の場において名前を呼ばれた山車組は、最優秀賞に輝いた十一日町龍組をはじめどちらも入賞常連の山車組ばかりで、十六日町山車組はまだまだ仲間入りには程遠い状態です。

賞の獲り方、入賞の続け方なんかさっぱりです。

この入賞を来年にも繋げるためにはどんな題材でどんな山車を作ったら良いのか。

そんなこと考えても、きっと今の十六日町山車組にはわかりっこありません。

来年ももちろん入賞したい気持ちはものすごくありますが、意識したところで失敗するだけな気がします。

自分たちが満足できる、そして誰かの記憶に残るような山車を目指して、これからも山車作りを続けていきたいと思います。

来年からの十六日町山車組の山車作りも、
応援
どうぞよろしくお願いします!

 

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