山車小屋で弁当を注文し、カツ丼と焼肉丼があってカツ丼をチョイス。
カツ丼だと思ってカツをひときれ食べていたら端っこに尻尾がついていて、やっとエビフライだと気付きました。
…と、ここまでの流れを最初のこの部分に使うの決定ですねと言われたからくり屋永匠堂です、こんにちは。
文頭のネタの心配までしてくれる温かい山車組です。

道理でエビの味がすると思った…!
さてさて。
そんな温かい十六日町山車組は30℃を超える厳暑の中でも山車作り奮闘中。
大きく目に入る部分が、また一つ大きな工程を終えて完成に近づきましたよ!
―――蜀!
パタンコ中心完成へ
新作パタンコは第2行程へ
今年新たに生まれ変わった十六日町山車組のパタンコの骨。

取り付けと無負荷での稼働テストを終えて、山車の横に置かれていました。
今回は丈夫さ・軽さ・そして薄さを目指した骨です。
この骨にベニヤとスタイロフォームによって作られた巨大な円盤が取り付けられました。
パタンコの骨作成が第1行程とすると、ここから第2行程の始まりです!
間違った使い方
ちなみにこの円盤ができたときのLINEのやりとり。
使い方間違ってる!!
30mくらい離れて遠投ダーツとかできそうです。
この円盤はダーツの的にされる前に紙貼と塗装が施されました。
生の字を写す
さて外周部分のサイズが決まりましたので次は中の部分に着手。
こうして何種類か風合いを変えて書いてもらった「蜀」(しょく)の文字。三国志において劉備が興した国ですね。
文字はいつもの大清水雄泉先生。この中から山車に合いそうなもの、円の中に収めたときにバランスの良さそうなものを選びます。
そしてプロジェクターで投影。
外周部分はスタイロフォームを使いましたが字の部分にはカネライトフォームを使いました。白っぽい材質のほうが投影したときに見やすいですね。
文字を立体化
そして縁取りしたものを切り抜きます。
今回はヒートカッターを使うのに慣れているフクイくんとサオリさんがこの作業に当たります。
ウッドラックパネルと違い固くて厚みもあるので、しなる刃先を垂直にキープしたまま切断するのは慣れた人じゃないとなかなか難しい作業です。
フクイくん…フ、フクイくん…?
なんかモンスター化してますが一生懸命なので本人気づいていません。
こうして「蜀」の文字が立体として浮き上がりました。これを円盤に当ててみると…。
いい感じです!
やっぱり生の字はかっこいいですね!
さあ第2行程はこれで半分。
次回パタンコ中心部分完成までをご紹介します!
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