ブログをこまめに更新してるからまだ余裕があるな。
なーんて噂されてるからくり屋永匠堂です、こんばんは。
人形や飾りの取り付けが始まったらどうせ余裕なくなるから今くらい余裕ぶります!
そんな折、十六日町山車組のマツハシさん、モリフミくんと一緒にご挨拶や見学、勉強も兼ねて八戸市職員互助会の山車小屋に伺ってきました。
雨の中夜11時に山車小屋に到着、挨拶しながら小屋に入って行くと数名の方が絶賛作業中でした。
その中で発泡スチロールを削る手を止め、にこやかに挨拶しながら出迎えてくれたのが夏坂和良さんです。
夏坂さんといえば山車絵師であり人形師であり、そして総合的に山車をプロデュースするアーティストであり、八戸で山車を作ってる人間なら一度はその名を聞いたことがあるであろう、現代の八戸三社大祭の山車の形を作り上げてきたとも言える方です。
また十六日町山車組とは多少縁があって毎年笠脱ぎにもご参加いただいていて、今回お邪魔した3人ともそれぞれ交流の有る方です。

そんな夏坂さん、八戸市職員互助会の山車だけでなく類家山車組の山車も手がける他に、八戸近郊各地の祭りから山車作りの依頼や、八戸市内や他市町村の山車組から人形の顔の化粧や修復の依頼などが多数あり、また日本全国で開かれるイベントには八戸三社大祭の山車を紹介すべく八戸または青森代表として活躍するとても多忙な方です。
現に小屋の中には数々の依頼されている人形の顔が並んでいました。
他に作業している方と打ち合わせしている間、少し山車を見せて頂くことにし、作業が一段落するのを待つことにしました。
八戸市職員互助会の山車の現状はこんな感じ。
昨年の題材でやった登竜門の滝が残っている状態です。
2014年の八戸市職員互助会「登竜門」はこちらの動画で紹介されています。
さて十六日町山車組の面々、実は昨年の八戸市職員互助会の滝を見たいのもあって今回お邪魔しました。
今年、十六日町山車組の山車は山車全体を流れ落ちる滝が1つのポイントですからね。
そしてさらには発泡波の形や波飛沫の棒部分の材質など見せて頂きました。
そうこうしているうちに他に作業していた方々は帰られ、夏坂さんとお邪魔した十六日町山車組の面々の合計4人だけとなり、他山車組の題材や動向などについて情報交換したり、小屋の中にある人形や発泡造形物について質問しては応えて頂いたり、また貴重な資料や写真など見せて頂きました。
その中で昭和40年台の山車写真なんかはマツハシさんは予想通りの食いつきっぷりで、時間がすぎるのも忘れいろいろな話で盛り上がりました。
今年の7月31日、前夜祭当日には、会場と小屋の距離がある八戸市職員互助会の山車は十六日町山車組の山車小屋に一度入り、前夜祭会場へ出発することとなります。
ですので31日の日中は、八戸市職員互助会と十六日町山車組の山車が並んでいるのを見れるかもしれません。
どちらも大きな滝がついた山車になると思われるので、この2台が並ぶのがものすごく楽しみです!
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