山車前方の回転舞台の下に潜って何かを調整してたらそのまま眠ってた、という夢を見たからくり屋永匠堂です、こんばんは。
今年こういう夢見るの早すぎる!
さてさて、十六日町山車組の山車小屋は、長者まつりんぐ広場の山車製作ブースの真ん中。
その小屋の中の作業スペースをざっくり分けると・・・。
初公開!
【十六日町山車組 山車小屋 製作見取り図】
はい、別にそんなもったいぶる程のものじゃありません(笑)
さてこんな感じにエリア分けしてはいますが各担当が連携して山車を製作していくわけですが、人形の取り付けに鉄の軸を使用している十六日町山車組では、鍛冶屋が山車へ登り降りする回数がとても多いのです。
また山車製作は終盤に近くなるほど山車の上での作業が増えていきます。
終盤は出来上がった各パーツを山車に取り付ける作業になりますからね。
そうなるとますます鍛冶屋は山車の上と鉄工エリアの往復回数が増えます。
これが疲れもピークの7月後半なので本当に辛い・・・。
十六日町山車組の山車には、山車左側の「引き出し」と呼ばれる仕掛け部分に、下から山車の上へと通ることができる跳ね上げ扉があります。
ここは鉄工エリアのすぐ近くなので鍛冶屋は山車の上に登るのにとても便利なのですが、通常踏み台がなく、両腕の力でよいしょ!っと登るか、踏み台を用意して登るか、どっちにしても少々体力を使うか手間がかかるかします。
さらに一番コタエルのが、降りようと思った時にさっきまであったはずの踏み台がなくなっていること。
思わず「うおぉい!?」と声が出ます。
こんなことを毎年繰り返していたからくり屋永匠堂。
からくり屋永匠堂には、密かな野望がありました。
長年抱き続けた、野望が。
俺のハシゴが欲しいっ・・・!
そんなからくり屋永匠堂の欲望が暴走、からくり屋永匠堂の意識はどこかへ吹き飛び、気付いた時にはこんなものが目の前に。
いっ、いつの間に!
気が付くと目の前にステキなはしごがあったからくり屋永匠堂は驚き、とりあえず写真に収めておきました。
そこでおもむろに重さを測ってみると・・・。
3kgです。
これくらいなら軽量化の神様(←?)も許してくれるはず!
そしてこうなりました。
嗚呼!
念願の、夢にまで見た引き出しのハシゴ!
そして・・・。
もちろんしっかり収納式!
これで万が一仕掛けに何かトラブルがあったときも、すぐに山車の上に登ることができます。
思い起こせばこのハシゴが完成したのが、実に1ヶ月前の5月22日。
誰もいない時間を狙ってひっそりとハシゴを完成させたからくり屋永匠堂は、いつバレるかドキドキしながら何気なくこのハシゴを使っていたのでした。
そしてこの1ヶ月間、予想に反して誰にも突っ込まれません。
からくり屋永匠堂の中の欲望はほくそ笑みました。
「ふひひ・・・バレてねえ・・・!」
その結果この極秘情報を知っている極一部の人間だけがこのハシゴを使ってきたのでした。
そろそろこのハシゴの出番が増えていくであろう次期に突入します。
もっと早くツッコミが入ると思っていたからくり屋永匠堂は、ここらでカミングアウトしてスッキリしておこうと思います(笑)
さあこれから活躍してもらうぞ!
これからは皆のハシゴだ!
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