製作責任者にまで
「さっさと痩せて
奥さんの機嫌直しとけよ!
山車小屋来れなくなるだろ!」(意訳)
と言われたからくり屋永匠堂です、こんにちは。
えっ…えええ…
自分より確実に痩せたほうが良さそうな人に痩せろと言われるこの理不尽さ…。

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納得いきません…!
さてさて。
十六日山車組では主役背景起き上がり、通称パタンコのベースとなる鉄骨部分を新作しています。
十六日町山車組の鍛冶屋衆がんばってますよ!
パタンコの骨を新作
十六日町山車組 鍛冶屋衆奮闘記
パタンコ?バッタンコ?バッタン?
毎年この話題になるとなんて書いていいか悩む、山車のあの部分のネーミング。
バッタンコと呼んでいる山車組が多いみたいですが、十六日町山車組ではパタンコで通っています。
バッタンとかバタランとかパタランとかの呼び名もあるみたいですね。
とりあえず今回は、十六日町山車組での呼び方「パタンコ」で通していきたいと思います。
パタンコの骨新作構想
パタンコの骨を作り直す構想が出たのは一昨年の2015年、鳴神の山車をやった頃でした。
なるべく豪華で派手にしようとパタンコも年々「盛り」をよくしていたのですが、この鳴神のときにはパタンコ全体が十六日町山車組史上最高の重量となった上、左右上端(斜め上部分の角)に雷を伸ばしさらには寸法規定いっぱいまで左右にお経を伸ばしました。
その結果起こったのがパタンコの骨の歪み。
パタンコを倒す方向に動かし一定の位置で止めると、慣性によりシリンダーのヒンジ部分から最も遠い左右上端部分が大きくしなります。
さらに十六日町山車組は他地域の祭りへの貸し出しもありますので、パタンコを動かさなくても牽引移動中の道路の段差などで山車が上下するたびにパタンコの骨もユッサユッサと負荷がかかっていたはずです。
そしてある時、発泡スチロールで作ったこの雲の真ん中がパックリ割れていることに気付きました。
つまりパタンコの骨の左右端、特に左右上端部分が垂れ下がり、全体が弓上に曲がってしまったんですね。
そこでパタンコの骨を新作する構想が浮上しました。
でも2016年は様子見
しかし昨年の2016年、パタンコの骨をどうするか話し合ったところ、鉄の特性的にある程度のところで曲がりは止まっている状態だろうという予想、前年よりパタンコ全体の重量は軽くなる見込みということに加え、他にも新作の仕掛けを作ったり取り付けに関して新しいチャレンジをしたりとやることが多くなる見通しとなったため、パタンコの骨新作は見送りました。
そこでパックリ割れた雲は粘土などで補修し、重心がなるべく中央下側部分となるようデザインしてパタンコの骨にはあと1年頑張ってもらうことになりました。
そして2017年
ついにパタンコの骨新作計画、始動
そして迎えた2017年。
十六日町山車組鍛冶屋チームは新たなメンバーも迎え3人に!
やったぁ!めでたい!これで楽がでk鉄工部門が充実してさらに安全・安心の鉄パーツ製作が可能になる!
そこで今年こそはと、満を持して数年越しの計画を実行に移します。
2017年、十六日町山車組鍛冶屋チームのチャレンジ。
パタンコの骨新作計画、始動。
その製作作業風景などを次回からご紹介していきます。
お楽しみに!
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