なんとか確定申告が終わってほっとしているからくり屋永匠堂です、こんにちは。
ヒャッホイ!
これでまた一年この面倒な作業から開放されるー!
(また宿題ためる気)
とか油断してて税務署から電話来るとめっちゃビビる…。

さて、前回の続き。
シンポジウム「地域活性と三社大祭」シリーズ
- 祭りと街について熱い語らい①
- 祭りと街について熱い語らい②
シンポジウム「地域活性と三社大祭」は中盤にさしかかり、プログラムは
「八戸三社大祭デジタルアーカイブシステムお披露目」
へと進みます!
スクリーンに映し出される「八戸三社大祭デジタルアーカイブ」のホーム画面を見つめる小林市長。
とうとう公の場に姿を表した
http://www.hachinohe-bunkaisan.jp/sansha/
実は少し前から閲覧できる状態になっていましたが、このシンポジウムにおいて正式なお披露目ということですね。
前回の記事でお伝えした通り、収集総数45,000点のうちデジタル化して公開対象となった資料は13,000点ほど。
しかしそのうちでもデータベースとして紐付けできていないものがまだ多数あるとのことでした。
検索しやすいように分類したり特徴を書いたりできていないということですね。
その解説の例として1枚の画像があげられました。
「こういうのとか何に分類すればいいのかちょっと…。」
たしかに。
写真で一番上に写っている一人は下大工の方だってことだけはわかるのですが、それ以外のことは謎です。
ほんとこれ何に分類するのが適切なのか悩む写真ですね…。
昭和22年の写真ですからご存命の可能性が高いので、ご本人様がご覧になられたらADACまでご連絡くださいとのことでした。
さてプログラムは次へと進み、お待ちかね
パネルディスカッション
「伝統・文化と情熱の継承」
~ユネスコ無形文化遺産登録へ向けて~
の番です!
ここでパネルディスカッションのコーディネーターとして登場したのは
みんなのアイドルとして紹介された中島 美華さん。
そしてパネラーはこの方々。
[八戸三社大祭山車絵師] 夏坂 和良 氏
[はちのへ山車振興会 振興アドバイザー] 中里 明光 氏
[八戸工業大学 感性デザイン学部准教授] 宮腰 直幸 氏
[八戸歴史研究会会長] 三浦 忠司 氏
立場・立ち位置の異なるこの4人。
そしてここからのディスカッションが熱い!
三社大祭をどう盛り上げていくか、そしてそれを八戸の活性化にどう繋げていくか。
それぞれがそれぞれの立場と経験から率直に意見を交換しての熱い語らいとなりました。
その中でもからくり屋永匠堂が一番強く心に残っている言葉は、からくり屋フィルターを通すとこんな感じです。
三社大祭はこれまでの300年の間に色々な変動をへて、山車の形もかなりの変化を遂げてきた。
もしこれから300年の先に、現在の山車の形のままだったら恐らくこの祭りはなくなっているだろう。
しかし三社大祭にはこれまで柔軟な変化を遂げてきたという「歴史」がある。
きっとこれからも山車の形は変わっていくだろう。
そう、三社大祭は柔軟な祭りだ。
これは「昔のままの形の山車」として「歴史」を守る他所の祭りにはない精神である。
この柔軟さと祭りを楽しみ大切にする精神が継承されていけば、きっとこの先300年の後にも三社大祭は市民に喜ばれ地域を盛り上げる祭りとして続いていることだろう。
これズバーンときましたね、ズバーンと。
なんていいこと言うんでしょうこの人たち。
このあとは小笠原修氏より八戸三社大祭山車祭り行事保存会としての感謝状がADACへと手渡され
閉会の言葉へと続きました。
あっという間の3時間、どっぷり楽しめたし、めちゃめちゃ頭を使った3時間でした。
こうしてADAC主催:シンポジウム「地域活性と三社大祭」は大盛況のうちに終わり、「八戸三社大祭デジタルアーカイブ」も堂々お披露目されました。
パネルディスカッションでも発言があったように、この「八戸三社大祭デジタルアーカイブ」には色々な使い方の可能性があるし、もしかするとADACや八戸市民にも予想だにしないような変化を遂げていくかもしれません。
しかしそれこそ三社大祭の真髄をアーカイブしているものなんじゃないか、なんてからくり屋永匠堂は思います。
「八戸三社大祭デジタルアーカイブ」にはこれからどんどん資料が蓄積され続けると思いますが、現在公開されている過去の資料においてもまとまっていない部分や、情報が間違っている部分があります。
こういう部分についてはどんどんご意見が欲しいとのこと。
公開されている資料についての説明書きや分類などについて「あ、これ違うぞ」と思った方はADACへご連絡を。
と言っても現時点では電話とFAXくらいしか連絡手段が公開されていないので、もしADACへの連絡が面倒な方はこのからくり屋永匠堂ブログへ適当に書き込んでくだされば適当にまとめて適当にADACに連絡しときます。
とりあえずはこの記事のコメント欄にでも。
それでは皆さん
じっくりと楽しみましょう!
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